本日の一品

Apple Pencilには回転防止のクリップがほしい

 昨年、「iPad Pro」と「Apple Pencil」を発売と同時に購入した。流行の手書きペン入力を可能にするアップル・ハードウエア同士の組み合わせだが、筆者的には、アップル推奨のこの組み合わせが良いのか、それとも「Surface 3」とSurface Pen」なのか、むしろシンプルに電子ペーパーだけを活用したソニーの「デジタルペーパー」が良いのか、まだ答えを出しかねている。

高価で繊細なApple Pencilに回転→落下を抑制するペンクリップを付けてみた

 今のところ紙に字を書く感覚に一番近いのはソニーのデジタルペーパーだが、クラウドとの連携など、単なるメモ筆記にとどまらない、さまざまなアプリが使えることを望むなら、デジタルペーパーは候補から落ちてしまう。まあ、しばらく、この3種類のペン系デバイスを並行して使ってみるつもりだ。

予備のペン先とライトニングケーブルでも充電できる特殊なメス・メスコネクターが付属する
ペン後部のキャップを外したら露出するLightningプラグをiPad ProのLightningコネクターに挿入して充電を行う

 Apple Pencilの見た目を筆者はスリムに感じたが、アップルらしく、指で持った感覚も重量バランスも値段以上に高級なイメージだ。親機であるiPad ProのLightning端子から充電するスタイルはユニークだし、きわめて短時間の充電で30分近く使えるテクノロジーはさすがだと思える。

既存の筆記具に取り付けられるペンキャップ型のタッチペンもいろいろと試したが、Apple Pencilの敵ではない

 今までピンからキリまで、電子ペンやタブレット用のポインティングデバイスを購入し使ってみたが、Apple Pencilはやはり、その頂点近くの製品であることには違いないだろう。

 ただ、アップルの製品ではままあることだが、最後の最後はデザイン最優先に落ち着くようで、高級でデリケートな外観のApple Pencilをオフィスやスタバで使っていると、貧乏性の筆者などはきわめて心配になってしまうところがある。

 一番の気がかりはスマート過ぎるApple Pencilがコロコロと机上を転がって硬い床などに落ちるのではないか? そしてそのけっこうヘビーな自重により簡単に壊れてしまうのではないか? という過剰な心配だ。

 実際にApple Pencilを滑りやすいテーブルの上を無理に押して転がしてみると分かるが、ペンシル軸内の重心が偏心しているので、加速度を付けて回転する時もあれば、ある程度回転するとテーブルの上のある場所で、自然と停止することも多い。

あまりにもスマートでつるつる、繊細なApple Pencilは使っていても心配の種だ

 しかし、問題は確実に停止する保証はどこにも無いことだ。今ではApple Pencilは、どのApple Storeにも山と積まれている在庫があるので、お金さえ出せば解決する問題だが、発売当初は偏心程度の格好良いチープトリックでは安心できなかったのが現実だ。

 その解決策として筆者が思いついたのが、文具の世界では常に一定数量が売れている「鉛筆補助軸」だ。その中でもメジャーな存在であるメーカーの金属製補助軸のクリップ部分はApple Pencilにサイズ的にピッタリだ。

著名な鉛筆ホルダーのクリップ部分だけをApple Pencilに取り付けると、安心感を感じる

 そのクリップ部分だけを取り外して自分のApple Pencilの回転防止兼クリップとして利用している。ほんのわずかだが補助軸のほうが太軸なので、そのままApple Pencilにカチッとはめると、少し直径に余裕があり簡単に回転してしまうが、どんな形でテーブル上にApple Pencilを放り投げても回転してテーブルの端から床に落下することはなく、100%の制動を見せてくれる。

 まあ、最終的にはデザインを取るか安心感を取るか……という世界になるが、そもそも商品デザインは安心感と機能をまっとうさせた時の形が美しくなるようにすべきものだと思っている。

Apple Pencilを鞄に収納して移動するときは、革製のキャップも併用している

 心配症の筆者は、ペン先の保護の意味もあり銀座月光堂の革製ペンキャップも移動時に併用している。センスの良いアップルユーザーから見れば、なんとちぐはぐなトータルデザインなんだと思われるだろうが、貧乏性の筆者の安心感は100%に達したと思っている。

 幸い、Apple Pencilは金属製のクリップを取り付けても綺麗な白のカラーリングが剥げてしまうということは今のところ起こっていない。じっくり時間をかけて、回転防止クリップとペン先保護の格好良いガジェットを考えたくなってきた。

他のiPadと比べるとかなり重いがApple Pencilを使いこなすと様々な可能性が広がりそうだ。どこにでも持って行くにはやはり、使っていないときの保護と安心感が重要だ
製品名 販売元 購入価格
ハイカラ鉛筆ホルダー トーキン コーポレーション 356円

(ゼロ・ハリ)