本日の一品

うねる多脚でイカのようにカメラをホールド「Splat Flexible Tripod」

 今回取り上げるのは、イスラエルの企業miggoが送るプロダクト「Splat Flexible Tripod」。ミニ三脚のように使える多脚を備えたアイテムで、一眼レフカメラ用、ミラーレス一眼カメラ用、GoPro用と、耐荷重や脚の本数などが異なる3種類をラインナップしている。筆者はミラーレス一眼カメラ用のものをチョイスした。

5本脚でトライポッドとはイカに(一眼レフカメラ用は三本脚)

 本製品は一般的な三脚のようにカメラを固定するだけでなく、手すりや木の枝、柱などさまざまな場所に巻き付けて固定できるアイテムで、製品名や柔軟性、フォルムからイカ(Squid)を連想させる。球体状の関節からなる脚を動かしてカメラを固定するゴリラポッドとコンセプトが似ている製品と言えるだろう。

実測65gと軽め
脚の裏側には小さな突起がいくつも備わっている

 本体の表面はシリコンラバーを使っており、カメラが傷つきにくい。一方、内部は曲げにも対応したステンレス素材を採用。脚を自由に稼働可能にしつつも、そこそこのホールド力を誇る。脚は平べったい形状で、裏側の先端には大小さまざまな円型の突起を複数配置。グリップ力を高める効果があるのだろうが、吸盤っぽくも見える。

脚の根本、胴体部は雲台としての役割を果たす

 それぞれの脚を細かく動かせるので、アングル調整は自由自在。ただ、稼動部が広すぎるので、カメラを水平に保つように調整するのにちょっと苦労するかもしれない。水平の場所で使うよりも、細めの枝などに巻き付けるような使い方が面白いのではないだろうか。

枝が太いとずり落ちてしまうが、細めのものならば固定可能
1本だけ脚に穴が空いており、壁に刺さった釘やフックに引っ掛けることもできる

 本体は実測65gと軽いので、着脱の作業が面倒なら着けっぱなしにしておくのもアリ。カメラを包むように脚を畳んでおけば、使わない時も邪魔にならないし、持ち運び時のカメラ保護にも一役買う気がする。

見た目は気持ち悪いが、持ち運びしやすいのは好感触

 なお、ミラーレス一眼カメラ用の本製品の耐荷重は500g。筆者のカメラボディとレンズでは実測500gを超えなかったが、組み合わせによってはオーバーしてしまうこともあると思う。そうした場合は、ミラーレス一眼カメラでも耐荷重1500gの一眼レフカメラタイプを選んだ方がよい。

ちょっと不安定になるが、“つま先立ち”させ、高さを確保しながら固定もできる
手すりから吊るしてみるなど、いろんなところに巻き付けてみたくなる

 近頃はスマートフォンと無線接続してリモート撮影できるカメラが増えているので、三脚が活躍する機会が多くなっているように思う。本製品は本物のミニ三脚ほど固定力はなく、アングル調整も慣れが必要なので、三脚本来の性能はそれほど高くない。が、固定できる場所の自由度は高いうえに持ち運びも楽なので、ユニークな構図の写真を手軽に撮ってみたいというニーズにはしっかり応えてくれる。品薄のようだが、興味が湧いた人は購入を検討してみてはイカがだろうか。

製品名 販売元 購入価格
Splat Flexible Tripod miggo 2800円

(藤縄優佑)