本日の一品

東京駅朝6時、旅のお供に「めざましイヤホン」

 「めざましイヤホン」は、「イヤホンが振動して、あなただけを起こします」とのキャッチコピーのとおり、周りに迷惑をかけない目覚ましグッズだ。箱には「移動中の寝過ごし防止」とある。なるほど、日々の通勤通学がすぐに思い浮かぶ利用シーンだ。

 今回、「東京→高松」、つまり青春18きっぷを使ったローカル線のみ約14時間の旅で使ってみた。特に道中の後半、早朝の起床による眠気と疲労の中、短時間の乗り継ぎを確実にするためには寝過ごすわけにはいかない。「めざましイヤホン」がきっと起こしてくれるはずだ。

東京駅朝6時。旅のお供に「めざましイヤホン」

 今回のルートは、朝、東京を出発し、東海道本線や山陽本線などを乗り継いで、四国は香川県の高松を目指すというもの。

 「めざましイヤホン」最初の出番は、東京駅を発ってから揺られること約2時間、最初の乗り換え、熱海だった。ここでタイマーをセットしていた「めざましイヤホン」のバイブが激しく動く。正直、これで起きない人間はいないと思うほどの振動が襲ってくる。これは目が覚める。まちがいない。起きるに違いない。両耳からくる凶悪(褒め言葉)な振動に気付かずに眠れるということはない、と一発目から確信する。

 振動の強さは三段階で調整でき、今回の道中はデフォルトの「中」だったが、「弱」でも十分、びっくりするほど振動する。

 イヤホンといえど、スマホのバイブレーション同様に振動音はする。しかし、ご婦人3名に囲まれたボックス席で使用してみたところ、こちらに振り向く人はいなかった。耳への振動にあたふたとする自分と、何ごともなく静かに座っている乗客の差が激しい。

 今回の道中で、乗り換えは全部で11回。熱海のあとも、豊橋、大垣、米原、姫路、岡山……と長い旅は続いた。その乗り換えのタイミングは、事前に時刻表サービスで検索していてわかっているので、「めざましイヤホン」をその都度、設定。おかげで、全ての乗り換えを無事、クリアできた。

高松駅夜8時7分着、長い旅だった

 とはいえ、タイマー機能は1分単位、最大99分までしか設定できない。それ以上は時刻で設定することになる。また耳の大きさによっては筒型のイヤホンがフィットしにくい人もいそうだ。筆者の耳には少々イヤホンが大きく、少しコードがひっぱられたりすると落ちそうになるのが常に気になって落ち着かない場面もあった。

 とはいえ、「めざましイヤホン」 を使えば、確実に起きられる。昼間に移動したこともあったが、何より強力な振動を体験したので、これはかなり実感している。今回はローカル線の旅だったが、新幹線利用の出張など、乗り過ごしを想像するだけでも冷や汗な場面にこそ、必要かもしれない。

製品名販売元販売価格
めざましイヤホンキングジム5826円(税込)

棗田タカト