【MCPCモバイルソリューションフェア2009】

Windows phoneや携帯関連ソリューションを紹介


 11月27日、都内でモバイルソリューションの展示会「MCPC モバイルソリューションフェア 2009」が開催された。本稿では、展示ブースの模様をお届けする。

 スマートフォン関連では、マイクロソフトが「Windows phone」のブランドネームで、Windows系スマートフォン端末を展示しており、ブースではプレゼンテーションが活発に行われていた。

 東芝のブースでは、東芝製スマートフォン(T-01A/X02T)を活用したソリューションとして、検品作業システムやデータ収集システムなどを紹介。通常の携帯電話向けソリューションとしては、発注入力システムやレポート作成システムなども展示していた。

 レポート作成システムを除いて、アイメックスのモバイルスキャナー「BW-130BT」と連携したソリューションとなっていた。システム自体は、シノジャパンやアイメックス、エンタシスなどが提供しているが、東芝テック側でシステム相談を受け付けている。

 また、AXSEEDのブースでは、スマートフォン向けのセキュリティ管理システム「SPPM」を展示していた。SPPMの統合管理サーバー側でセキュリティポリシーを決定すると、SPPMのクライアントソフトがセットされたスマートフォンが管理者のポリシーを守る。利用状況の把握やデータ配布、データ時限消去、異常検知通報、端末ロックなどが、システム担当者側で一元的に管理できる。

 このほか、シーエフ・カンパニーでは、法人向けの汎用モバイルコンピューター「SoMo650」シリーズが、カシオ計算機のブースでは、非接触IC対応のハンディターミナル「DT-5300」シリーズなどが展示されていた。

 販促ソリューションとしては、丸紅情報システムズが、携帯電話などのおサイフケータイに対応したFeliCaリーダーライター「rapiNAVILight」を展示していた。携帯電話をかざすと、URLが携帯電話側に届いて指定のWebサイトが表示される。かざすと携帯向けアプリを起動させることなども可能。ドコモの「トルカ」や、auの「auクーポン」などに対応している。ブースでは、ディスプレイ付きの情報端末とリーダーライターがセットになた機器なども展示されていた。


 

(津田 啓夢)

2009/11/27 16:55