Google Appsとイーモバ端末付きで年9800円のノートPCレンタル


HP Mini 5101 Notebook PC

 カテナは22日、Google Appsの利用権とイー・モバイル回線をセットにしたミニノートPCレンタルサービス「法人向けモバイルワーカーソリューション」の提供を開始したと発表した。利用価格は年9800円(税別)。

 「法人向けモバイルワーカーソリューション」は、HPのミニノート「HP Mini 5101 Notebook PC」の特別モデルに、「Google Apps Premier Edition」とイー・モバイルのデータ通信カードをセットにしてレンタルするサービス。

 利用は2年間の契約が前提で、イー・モバイル回線のデータ通信費用の契約「スーパーライトデータプランにねん2480(利用料は月2480~6460円)」が別途必要となる。イー・モバイルのデータ通信カードは、microSDスロット(最大8GB)搭載、下り7.2Mbps対応のUSBスティックタイプ「D22HW」。

 「法人向けモバイルワーカーソリューション」の利用料には、「Google Apps Premier Edition」の利用料が含まれる。ちなみに、「Google Apps Premier Edition」の利用には、100アカウント以上で年間6000円、1~99アカウントの場合は年間50米ドルの利用料がかかる。

 レンタルするミニノートPCは、HPの「HP Mini 5101 Notebook PC」の特別モデル。OSはWindows XP Homeを採用、CPUはAtom N280(1.66GHz)、メモリ1GB、HDD 160GB、液晶は10.1インチワイドTFT(1024×600ドット)を搭載する。無線LANは802.11a/b/g/nに対応し、無線のオン・オフスイッチを装備。無線LANのセキュリティはWEP(64/128bit)、WPA、WPA2、AESなどに対応する。Bluetoothは非対応。

 セキュリティ機能としては、パワーオンパスワード、管理者パスワード、メモリチェンジアラート、セキュリティロックケーブル用スロット装備(内寸6.8×2.9mm)、ドライブロックなどを搭載する。サイズは262×180×23.2mm(幅×奥行×最薄部厚み)、重量約1.2kg。

 カテナでは、Google Enterprise Partnerとして企業向けクラウドソリューションサービスを手掛けている。カテナでは、クラウドとモバイルを組み合わせた「モバイルクラウド」のニーズが高まる一方、世界的な不況下において企業でシステム導入コストが敬遠される現状を踏まえて、「法人向けモバイルワーカーソリューション」のサービスを開始したとしている。販売目標は、2010年3月までに1000台。

(工藤 ひろえ)

2009/10/23 06:00