アイザック、PCを使った2万9800円のFeliCa対応勤怠管理システム


FeliCaポート搭載パソコンか、Pasoriを接続したパソコンを利用して、勤怠管理システムが導入できる

 株式会社アイザックは26日、おサイフケータイや、SuicaやPASMOなどの電子マネーカードに搭載されている非接触型ICカード“FeliCa”に対応した勤怠(入退出)管理システム「かざすタイムレコーダーTime Charger Air Touch Ver2.1(以下Air Touch2.1)」を発売した。価格は2万9800円で、40日間無料で使えるお試し版も提供されている。

 Air Touch2.1は市販のFeliCaポート付きのパソコンや、Pasoriを接続したパソコンにインストールして利用するアプリケーションソフトのパッケージとして提供される。このため月額利用料などは不要で、パソコンやFeliCaを読み取れる環境があれば、ソフトの購入費用2万9800円のみで導入可能。1ライセンスで500人まで利用できる。

 今回発売したバージョン2.1では、シフト勤務においてシフトパターンを登録せずに自由にシフト設定できるようになった。また、締日が3つまで指定可能となり、正社員・契約社員・パート・アルバイトなど、勤務形態によって締日が異なる場合にも対応。

また、承認機能で利用者が手入力打刻する場合には承認が必要になった。従来はネットブックの縦幅が狭いワイド液晶などでは固定ウィンドウが表示しきれなかったが、スクロールバーを設けることで、1024×576ドットの表示にも対応した。このほか、社内の連絡事項などの情報を掲載期間付きで登録できる「お知らせ機能」も搭載した。

 Air Touch2.1は学習塾などの入退室管理用途も想定しており、入室・退室打刻の際に保護者へメール配信する、欠席者に対して確認のためメール配信する、保護者に連絡事項を伝達するための一斉メール配信するなどのメール配信機能も備える。

 このほかAir Touchでは、Suicaをはじめとした既存のFeliCa搭載の電子マネーカードが利用できるが、社員番号を入れたいなど、オリジナルのFeliCaカードを作成したい場合には、アイザックで無地ICカード1枚950円、無地ICカード+印刷の場合1枚1500円で制作する。

 なお、アイザックでは、企業によって勤務形態管理に標準機能ではカバーできない部分がある場合などは、個別に機能を追加する受託開発も行っている。

(工藤 ひろえ)

2009/10/27 06:00