iPhoneコンテンツ作成・配信システム「Handbook」最新版


  インフォテリア株式会社は5日、iPhoneコンテンツ作成・配信・閲覧サービス「Handbook(ハンドブック)」の最新版「Handbook 1.5」の提供を開始した。「Handbook」の利用料は、インフォテリア運営サイト上のHandbook Studioを利用する場合、月契約では500MBごとに月額2万1000円かかる。

 「Handbook」は、カタログやマニュアル、学習教材や試験などiPhoneおよびiPod touch用コンテンツを作成・配信・閲覧するための統合サービス。コンテンツを作成、配信できる「Handbook Studio」と、コンテンツを閲覧するためのiPhoneアプリケーション「Handbookアプリ」で構成される。なお、今回のバージョンアップは「Handbook Studio」のみで「Handbookアプリ」のアップデートは必要ない。

 「Handbook 1.5」では、従来バージョンでは専用Webサイト「Handbook Studio」より直接入力することで作成していたHandbookコンテンツを、XML形式で一括インポートする機能を新たに追加。これにより、既存のPCや携帯電話向けコンテンツ、企業のデータベース内の既存コンテンツをXML形式に変換することにより、Handbookへの取り込みが可能になった。

 あわせてHandbookコンテンツをXML形式でエクスポートする機能も追加。また、インポート・エクスポートに対応したXML形式を「Handbook XML」として一般公開した。

 また、従来からのiPhoneおよびiPod touchに対応したビューワーのほか、新たにPCからHandbook閲覧を可能にするPC用ビューワーも提供開始。HandbookコンテンツをPCからも閲覧可能になった。

 なお、「Handbook」は、インフォテリア運営サイト上のHandbook Studioを利用するほか、ライセンスを購入して社内にサーバーを設置することもできる。ライセンス購入費用は、VMWareのイメージディスクで提供の場合で189万円。別途年間保守ライセンスが21万円かかる。

新しく提供されたPCビューワーから閲覧同じコンテンツをiPhoneおよびiPod touchに対応したビューワーで見た画面


(工藤 ひろえ)

2010/1/6 06:00