ソフトバンクBB、iPhone対応のHaaS型eラーニングシステム


 ソフトバンクBBは、iPhoneやパソコンに対応したクラウド型eラーニングシステム「A'OMAI(アオマイ)」の申込受付を開始した。2月より企業や教育機関向けに提供される予定。

 「A'OMAI」は、ソフトバンクテレコムのクラウドコンピューティングサービス「ホワイトクラウドHaaS」を活用した法人向けeラーニングシステム。HaaSとは「Hardware as a Service」の意味で、サーバーやネットワーク機器といったサービス提供者がシステム基盤を構築する上で必要だったハードウェア設備を、仮想化されたサーバーなどで代用し、自社でシステム基盤を持たずに運用するモデル。

 「A'OMAI」はシステム基盤をHaaS型とすることで、サービス利用料を抑えた法人向けeラーニングシステムを提供する。eラーニングの基本プラットフォームは月額315円~利用できるとしている。

 パソコンやiPhoneなどに対応し、たとえば、パソコンで受講しているコンテンツの続きをiPhoneで継続するといった利用が可能。双方の学習履歴を同期でき、オフィスや通勤中、自宅といった場所を選ばすeラーニングができるとしている。eラーニングの学習システムやコンテンツの規格である「SCORM2004」と「SCORM1.2」に準拠しており、現在利用している学習コンテンツの移行が可能。なお、「A'OMAI」はハワイ語で「学び場へようこそ」という意味。

 ソフトバンクグループでは、ソフトバンクモバイルやソフトバンクテレコム、関連の販売会社など25社で「A'OMAI」を導入しているという。ソフトバンクBBでは、「A'OMAI」の提供開始から3年で約100万ユーザー、売上50億円を見込んでいる。

 

(津田 啓夢)

2010/1/12 06:00