スマートフォンに欲しい機能は「メール受信」や「サーバー連携」


 株式会社インプレスR&Dが2009年12月に発行した「スマートフォン利用動向調査報告書2010」によると、法人がスマートフォンに期待する機能は、「会社のメールの受信」など業務系の実務に役立つ機能が求められていることがわかった。

 期待する機能は、高い順に「会社のメールの受信」39.9%、「パソコンやサーバーとの連携」38.2%、「スケジュール」35.7%、「無線LAN」31.1%、「連絡先の管理」30.1%と続く。また、「起動の早さ」も29.9%と約3割が挙げている。

 逆に、ネットサービスとしては一般的に人気の高い「動画再生」は8.5%に止まる。そのほかでも、「音楽再生」7.7%、「ゲーム」3.7%と、楽しむための機能への要望は比較的低くなっており、すべてにおいて多機能な端末ではなく、業務に直接役立つ機能が求められている。

スマートフォンに期待する機能

 調査は、PCユーザーを対象としたインターネット調査で、gooリサーチが保有するアンケートパネルを対象としてgooリサーチで実施。総務省による企業・事業所統計と、業種別・雇用者規模別・雇用者数構成比で整合するようサンプリングを行ない、2009年9月24日から29日までの6日間にわたって実施。1808の有効回答を得た。

 「スマートフォン利用動向調査報告書2010」はCD(PDF)版6万900円とCD(PDF)+冊子版7万1400円があり、インプレスR&Dの直販サイトで販売するほか、amazon.co.jpでもCD(PDF)+冊子版7万1400円が購入できる。


(工藤 ひろえ)

2010/1/14 06:00