iPhone 3GSに続きAndroidに対応、無料グループウェア「アイポ5」


「アイポ5」Windows版バージョン5.0.2.0の画面

 株式会社エイムラックは16日、Androidに対応したオープンソースグループウェア「アイポ5」のバージョン5.0.2.0を公開した。Windows版、Linux版の同時バージョンアップとなる。

 「アイポ」は、2008年3月にオープンソース化した、日本発のオープンソースグループウェア。グループウェアの基本機能となるスケジュール管理やワークフローのほか、Webメール、ブログ・SNSの機能も備え、無料で利用できる。

 エイムラックによれば、オープンソース化以後、ダウンロード数20万件以上、実稼動数2万722件以上の実績を持つ。オープンソースのため、利用ユーザー側で自由な改変が可能だ。

 スマートフォン対応については、2009年12月にiPhone 3GSに専用表示を用意し、対応済み。今回はAndroidとWindows Mobile搭載スマートフォンにも新たに専用デザインを用意した。また、Windows用Webブラウザーでは、Google ChromeおよびSafariに新たに対応した。

 そのほか、共有フォルダでフォルダアクセス権限の追加に対応、掲示板にアクセス権限で他ユーザーの記事の削除機能を追加するなどの機能強化が行われた。

 なお、SaaS(ASP)版「アイポプラス」でも2010年2月中に同様の機能を追加したバージョンアップ行う予定だ。SaaS(ASP)版は有料サービスとなり、利用料金は5ユーザー版で初期費用2万1000円、年間利用料5万400円から。

 「アイポ5」バージョン5.0.2.0は、Windows版は、Windows XP/2000、Windows 2003 Server/2000 Serverに対応。Windows 7については、現状では正式対応していないが、対応を予定しているという。Linux版は、CentOS 5.4で動作検証済みとなっている。

Android用の“ホーム”画面Android用のスケジュール編集画面Android用のブログ画面Windows Mobile用の“ホーム”画面

(工藤 ひろえ)

2010/2/18 06:00