アコーズ、FeliCa Plug内蔵の小型通信歩数計モジュールを開発


 株式会社アコーズは3月2日、「FeliCa Plug内蔵超小型通信歩数計モジュール」を開発したと発表。3月9日から東京ビッグサイトで開催されるICカードとICタグの総合展「IC CARD WORLD 2010」に出展する。価格や発売時期は未定。

ソニーのFeliCa Plugを内蔵したことで、FeliCaポートや携帯電話にかざすだけで歩行データを送信し、健康コミュニティーサイト「歩いてネ!ット」へ自動ログインする機能を持つ。

組み込み用の「FeliCa Plug内蔵超小型通信歩数計モジュール」。30×30×9.5mmと小型のため、ストラップなどにも組み込むことができる

 今回発表された「超小型通信歩数計モジュール」は、歩数・歩行距離・アクティブウォーク・消費カロリー・時計のほか、運動量(エクササイズ)・メモリ(14日間)機能を搭載する。

 電池寿命は1日1万歩で1日2回通信した場合に約1年で、電池交換も可能。サイズは30×30×9.5mm(縦×横×厚)と小型のため、携帯ストラップや各種キャラクター商品、腕時計などへの組み込みが可能だという。

 歩数計の仕様面では、3D加速度センサーにより歩数を検出。歩数は最大99999歩まで計測できる。メモリーは14日分が記録可能だが、採用企業の要望により期間延長も可能。

 ユニークIDを持つため、会員証や入退出管理、診察券、ポイントカードなどにも利用可能で、開発元のアコーズでは初年度5万台の出荷を見込んでいる。

(工藤 ひろえ)

2010/3/3 06:00