音声認識技術「AmiVoice」のスマートフォン版が英語に対応


 アドバンスト・メディアは、同社の音声認識技術「AmiVoice」のスマートフォン版を、英語に対応させた。

 AmiVoiceは、コールセンターや議会の議事録、医療、流通など、音声認識を必要とするさまざまな場面で活用されている音声認識技術。発言者を選ばず、事前学習を必要としないという特長がある。

 AmiVoiceのスマートフォン版は、同社の「音声認識メール」や、フライトシステムコンサルティングの「TweetMe」といったiPhone向けアプリに搭載されてきたが、これまで認識できるのは日本語のみだった。今回、AmiVoiceが英語に対応したことで、アプリベンダーは海外のマーケットに対して音声認識技術を活用したアプリ配信が行えるようになった。

 英語対応アプリの第1弾としては、Studio Heat開発のiPhoneアプリ「KEI 2010」が3月31日よりApp Storeで配信されている。KEI 2010は、SF映画をイメージした時計アプリで、日本語と英語で現在の時刻を読み上げさせたり、アラームをセットしたりできる。価格は230円。

 AmiVoiceは、Androidなど、iPhone以外のプラットフォームでも動作する。容量については、KEI 2010の場合、音声認識エンジンと日英の辞書データで約5MBになるという。



(湯野 康隆)

2010/4/8 06:00