サイボウズ、ガルーン2と連携するWindows phone用シンクアプリ「KUNAI」


「サイボウズモバイル KUNAI for Windows phone」利用画面のイメージ

 サイボウズは、同社の大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン2」と連携するWindows phone用シンクアプリケーション「サイボウズモバイル KUNAI for Windows phone」を4月15日に発売した。価格は5ユーザー版が通常価格12万円(税別)だが、2010年12月31日まではキャンペーン期間として9万円(税別)で提供。また、同社サイトからダウンロードして無料で60日間の試用もできる。対応OSはWindows Mobile 6.1/6.5 Professional。

 サイボウズ同時に、BlackBerry用シンクソフト「サイボウズモバイル Sync for BlackBerry」も4月15日より提供開始する。こちらは「サイボウズ リモートサービス」に含まれる形での提供となり、同サービス契約者は追加料金なしで利用できる。

 「サイボウズモバイル KUNAI for Windows phone」は、「サイボウズ ガルーン2 (バージョン2.5.4以上)」および「サイボウズ ワークフロー for ガルーン2(バージョン2.5.4以上)」に対応し、ガルーンに格納したスケジュールデータなどをWindows phoneから自動シンクできる。

 また、株式会社AXSEED(アクシード)が開発した「SPPM(Smart Phone Policy Manager)」をOEM搭載した。「SPPM」は、企業で利用されるスマートフォンのセキュリティ面を強化するために開発された統合ソフトウェア。セキュリティポリシーの管理をはじめ、カメラやワンセグなどの端末搭載機能の制限、アプリケーションの起動制限、パスワード利用の義務づけ、緊急時のデータ消去など、セキュリティ機能を包括的に提供する。

 「KUNAI」の名は、忍者が携行していた小型の武具「クナイ」にちなんで名付けられた。クナイは武具としてだけでなく、工具としても用いられ、攻守に有用なツールだったことから、現代のビジネスマンのスマートフォンにふさわしい名前として採用したという。

「サイボウズ リモートサービス」契約者に提供される「サイボウズモバイル Sync for BlackBerry」「サイボウズモバイル KUNAI for Windows phone」では、株式会社AXSEEDが開発した「SPPM」をOEM搭載。画面のようにセキュリティポリシーが細かく設定できるほか、スマートフォンのカメラ機能などの利用制限や、緊急時のデータ消去などの機能も備える

 サイボウズでは発売を記念して、「試 KNAI キャンペーン」を6月30日まで実施。100社を対象に、「サイボウズモバイル KUNAI for Windows phone」を試用できるスマートフォン端末「dynapocket SoftBankX02T」を60日間、「docomo PRO series T-01A」「docomo PO series BlackBerry Bold」を30日間無料提供する。

(工藤 ひろえ)

2010/4/16 06:00