ナカヨ通信、ビジネスホン利用が可能なAndroidタブレット開発


 ナカヨ通信機は、ビジネスホンやSIPサーバーの内線に接続して利用できるAndroid端末を開発した。4月に発売、7月から出荷される。



 発表された端末は、Android 2.2を採用し、7インチ、800×480ドットのタッチ式液晶ディスプレイを搭載したタブレット型端末。メモリはRAMA256MB、ROM256MB。30万画素CMOSカメラを内蔵する。なお、充電台には通話機が搭載されている。

 インターネット回線やNTT東西のNGN回線に接続できるインターフェイスが用意され、ビジネスホンやSIPサーバーなどの内線にも接続可能。有線LAN接続および無線LAN接続に対応し、USB端子やmicroSDHCカードスロット(最大32GB)も用意されている。大きさは約207×138×18mmで、重さは約500g。

 テレビ電話やテレビ会議、Web会議システムとしても利用可能で、ASPなどとの連携によって福祉や医療分野、集合住宅および店舗向けサービスなどでの利用を想定している。端末は汎用端末として展開する一方で、ナカヨ通信のデジタルIPビジネスホンや、SIPサーバーソリューション「VC-SIPシリーズ」の端末として、高齢者向け介護施設や集合住宅、宿泊施設などへの展開を進めていく。

 なお、製品商品名は未定。端末はオープンプライスとなっている。ナカヨ通信では端末単体での展開をソリューションシステムとしての展開を合わせて2年間で3万台を販売していきたい考え。

 

(津田 啓夢)

2011/1/20 14:35