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無線LANアクセスポイントも備えた組込用WiMAX通信モジュール

「AME610」

 アイ・ティー・シーネットワークは、WiMAXに対応した組込用の通信モジュール「AME610」「AME600」の販売を開始した。

 今回提供が開始された「AME610」「AME600」は、自動販売機などに通信機能を搭載できる、いわゆるM2M(Machine to Machine)に対応する通信モジュール。自動販売機や車両など屋外の機器でも利用できるよう、環境対応性能も強化されている。「AME610」には周辺に無線LANエリアを構築できるIEEE802.11b/g/n対応の無線LANアクセスポイント機能も搭載されている。

 WiMAXに対応した通信モジュールを搭載することで、高速・大容量の通信が可能としており、ファイル送受信、車両などのテレマティクス、運用管理、遠隔監視、遠隔操作、セキュリティ業務などに活用できるという。OMA-DMをサポートしており、WiMAXの通信契約は後から無線経由で行える。

 動作温度の範囲は-30度~85度。大きさは約37×50×5.3mm。重さは約16g。1台あたりのサンプル価格は「AME610」が1万3000円前後、「AME600」が1万1000円前後。納入個数により実際の販売価格は下がることになる。

運用イメージ

太田 亮三