法人向け携帯サービスの顧客満足度、5年連続でドコモが1位

　J.D.パワー アジア・パシフィックは、日本国内の法人向け携帯電話・PHSサービスの顧客満足度を調査し、結果を明らかにした。

　調査は全国の従業員規模100名以上の企業の担当者を対象で、2465社から回答を得ている。2013年6月に郵送による調査で実施された。

　調査の結果、NTTドコモが5年連続で顧客満足度1位になった。J.D.パワーが算出する満足度スコア（1000点満点）は630点。2位はKDDI（au）で621点、業界平均は613点、3位はソフトバンクモバイルで585点、4位はウィルコムで569点となった。

　ドコモは「営業対応」「トラブル対応」「電話機・サービス」の3つの項目で最も高い評価を得ており、2位のKDDIは「コスト」でトップの評価、そのほかの項目でも2位の評価を得た。

　J.D.パワーでは、スマートフォンを導入する企業の割合が34％であるのに対し、利用意向が44％と高く、また上記の調査では対象外となっているタブレットについても導入率が32％に対し利用意向が54％と高くなっており、今後はこれらスマートデバイスの利用がさらに拡大すると予想している。

　一方、スマートフォンを導入した企業は、多様な用途、高度な目的で利用するとしており、トラブルでの問い合わせの割合も高いと指摘。導入後のトラブル対応や日々の営業活動におけるサポートが今まで以上に重要になるとしている。