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デュアルSIMスロットのLTE対応モバイルルーター、法人向けに

 株式会社ネクス(旧本多エレクトロン)は、2枚のSIMカードを装着できるデュアルSIMスロットを搭載したLTE対応のモバイルWi-Fiルーター「RX501NC」を開発、提供を開始した。

 「RX501NC」は、下り最大100MbpsのLTE(800/1500/1800/2100MHz)や、下り最大14MbpsのW-CDMA(800/850/1700/2100MHz)に対応したモバイルWi-Fiルーター。NTTドコモのXi、FOMAと、イー・モバイルのネットワークに対応する。2つのSIMカードスロットが用意されたデュアルSIM対応機で、それぞれ異なる料金プラン、事業者のSIMカードを装着しておけば、利用シーンに応じて最適なプランやエリアを選択できる。たとえば、国内外での使い分け、あるいはプライベートと業務での使い分けといった活用が想定されている。なお、2回線を同時に待ち受けることはできず、本体のスイッチでどちらのSIMカードを使うか切り替える。

 バッテリー容量は3760mAh。10時間~12時間の連続動作が可能となっている。またスリープモードでのスタンバイ時間は約200時間。大きさは約109×62×21mm、重さは約170g。Wi-FiルーターとしてIEEE802.11b/g/nに対応する。

IIJが法人向けに提供

 インターネットイニシアティブ(IIJ)では、法人向けサービス「IIJモバイルサービス/タイプD」の新たな端末ラインアップとして、「RX501NC」を12月9日より提供する。

 「IIJモバイルサービス/タイプD」はNTTドコモのネットワークを利用するサービスだが、「RX501NC」が複数のキャリアを利用できる機器とあって、IIJでは、マルチキャリア(複数キャリア)対応サービスの提供を検討している。

 レンタルでの提供となり、価格は2種類用意される。プランAの場合、初期費用0円、月額費用が950円。プランBが初期費用2万1500円、月額100円。最低利用期間は2年間。

関口 聖