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トヨタ自動車九州、セキュアなiPhoneカメラソリューションを開発

Appleなどと協力して開発、自動車生産現場で活用

 トヨタ自動車九州とTRIARTは、企業秘密を保持しながらiPhoneのカメラ機能を業務に利用できるというセキュアなカメラソリューションを開発したと発表した。米AppleやMobileIronの協力を受けた共同開発で、トヨタ自動車九州の自動車生産業務に活用される。また、グローバル企業向けの業務用ソリューションとして販売することも検討されている。

 今回開発されたソリューションでは、iPhoneに標準搭載されるカメラ機能の利用を制限した上で、同システム専用のカメラアプリを利用する形になっている。撮影時には社員番号の入力で認証を行うほか、撮影された画像は端末内で自由に閲覧可能な状態ではなく、専用の管理サーバーにアップロードする仕組みで、画像は管理者、撮影者のみに限定される。

 同システムは、米Apple、Apple Japanの協力を受け、MobileIronのデバイス管理機能などを駆使し、福岡のTRIARTと共同開発された。

 なお、トヨタ自動車九州ではレクサスのHS250hやIS350C、CT200hなどのほか、トヨタのSAIやエンジン、ハイブリッド部品の生産を行っている。

太田 亮三