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温度耐久・電圧変動の耐久性を備えPoE給電も可能なLTEゲートウェイ

 ライブロックテクノロジーズは、IoT機器向けのLTE対応ゲートウェイ「Coral Edge」をの販売を開始した。価格は、PoE給電に対応した「Coral Edge V7000」が6万円程度、PoE給電非対応の「Coral Edge M7000」は5万円程度。

 Coral Edgeは、遠隔地に設置されたカメラなどをを遠隔管理するために用いるモバイルゲートウェイ。温度環境の変化や電圧変動への適応性が高く、障害発生時の自動復旧機能を備え、遠隔監視や車載、屋外現場での使用に適している。

 「V7000」では、IEEE802.3af準拠のPoE(Power on Ethernet)に対応。IPカメラなどのネットワーク機器に対し、LANケーブルのみを接続するだけで直接給電できる。PoEで接続したIPカメラに対する状態監視機能を搭載しており、カメラがハングアップした場合に電源供給をコントロールして自動で再起動させることができる。

 OSはLinux 3.14を採用。Java Embedded SE8を搭載しており、既存のJavaアプリ資産を流用できる。また、日本システムウエアのIoTプラットフォーム「Toami」に対応している。

 動作温度範囲は「V7000」が-30度~+60度、「M7000」は-30度~+70度。動作電源範囲は「V7000」がDC10.8V~32V、「M7000」はDC5V~32V。LTE通信での最大通信速度は150Mbps/上り50Mbpsで、対応バンドはドコモ向けがband1/3/5/8/19、ソフトバンク向けはband1/3/5/7/8/20。3G(GSM)の850/900/1900/2100MHzでの通信も可能。Gigabit Ethernetでの有線接続にも対応している。

 CPUはCortex-A8(動作周波数799MHz)、RAMは1GB。512MBのNAND FLASHと8GBのeMMCを搭載。GPSに対応する。本体サイズは約175×107×30mm、重さは「V7000」が約430g、「M7000」は約380g。

石井 徹