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3カ月で参入可能なL2接続型MVNOプラットフォームサービス

ユーザー数に応じた月額課金方式、レンジャーシステムズが提供

 MVNO構築事業者のレンジャーシステムズは15日、「レイヤ2接続型MVNOプラットフォームサービス わくわくモビリティ」(以下、わくわくモビリティ)の提供を開始した。3000万円程度の初期投資と、3カ月程度の期間でMVNO参入できるとしている。

 「わくわくモビリティ」は、ユーザー数に応じた月額課金方式を採用し、従来の10分の1程度の構築費用と、約3分の1のリードタイムでMVNO参入を可能にしたプラットフォームサービス。MNOと直接接続に必要な設備はレンジャーシステムズが事業者ごとに占有で貸し出し、接続回線帯域はMVNEから借用する仕組み。本サービスを使ったSIM再販型モデルだけでなく、急増が見込まれるM2M市場向けに、より低コストで運用できるモデルも用意している。

 プラットフォームは、コンテンツアプリとの連動や会員向けプレミアムサービスから、通信コストの削減やセキュリティの強化といった企業向けサービスまで、柔軟に対応した設計だという。さらに会員管理、SIM開通・発送、カスタマーサポート、コンテンツサービス、動画配信などのサービス提供も計画している。

 レンジャーシステムズは同サービスを今後1年間に15社、3年後には50社への導入を予定する。

藤縄優佑