【CEATEC JAPAN 2011】
ドコモ、10分の1の時間で充電が完了する「超速充電バッテリー」


「超速充電バッテリー」

 「CEATEC JAPAN 2011」のNTTドコモのブースでは、従来の10分の1程度の時間で充電が完了する「超速(ちょうはや)充電バッテリー」が参考出展として紹介されている。

 「超速充電バッテリー」は、内蔵バッテリーの電極材料を従来製品から変更し、大きな電流の入力と急速充電を可能にしたもの。会場のデモでは、microUSBの約10倍となる約5Aの電流で充電しており、「MEDIAS WP」用に作られたバッテリージャケットを10分程度で満充電にできる様子が紹介されている。

 デモでは、見た目の分かりやすさを優先して試作のバッテリージャケットへの充電が披露されているが、端末ごとに形状を変える必要があることや、端末そのものの買い替えサイクルが短くなっていることもあり、ケーブルなどで接続する、汎用的な外部バッテリー型の製品が検討候補として有力になっている。


左が「超速充電バッテリー」搭載のバッテリージャケット、右は通常の充電試作バッテリージャケットを充電中。容量は非公表だが、スマートフォン内蔵のものより少ないという
「超速充電バッテリー」では、大きな電流を利用するため、USBではなく汎用的な電源用プラグを使う上が「超速充電バッテリー」。写真では約3Aだが、平均して約5Aで充電が行われている。下は通常のUSB充電の電流

 




(太田 亮三)

2011/10/4 19:46