【CEATEC JAPAN 2012】
ドコモブースで先端技術を披露、秋発売モデルの実機も


 NTTドコモのブースでは、最先端の研究開発成果として、オリジナルの機器を使った「ハンズフリービデオフォン」や、新たな操作方法の提案である「Grip UI」などが展示されている。報道関係者向けには9月中旬、一足先に公開されていた展示だが、「CEATEC JAPAN 2012」の会場では、多くの来場者の注目を浴びていた。


先端技術の数々

 「ハンズフリービデオフォン」は、テレビ電話をする際、手にカメラやスマートフォンを持つ代わりに、カメラを複数備えた大型のメガネ型機器を用いる。メガネ型機器のカメラで、多角的にユーザーの顔を捉え、その実写部分と、顔以外を形作るCGを合成して、通話相手に見せる、という仕組み。テレビ電話中、相手に対して自分の自然な姿を見せながら話ができるようになっている。

ハンズフリービデオフォンユニークなメガネ型機器

 「Grip UI」は、端末の周囲にセンサーを配置して、握りしめるだけでスマートフォンを操作できるようにするユーザーインターフェイス。あわせて、瞳の動きを赤外線でとらえることで、画面を見つめるだけで操作できる「iBeam」も展示されている。どちらも体験できるコーナーとして、多くの来場者が列をなしていた。体験コーナーには、電車内のつり革が用意されており、「電車内で片手でスマートフォンやタブレットを操作する」というシチュエーションを再現。Grip UI、iBeamともに、片手で端末を持ちながら操作できるユーザーインターフェイスとしてアピールしていた。

Grip UIの展示コーナー握って感知
ibeamのコーナー。体験しようと来場者が並ぶ視線を検知して操作

秋発売モデルの体験コーナーも

 ドコモブースの一角には、今秋発売の新機種群が並ぶ。展示されていたのは、クアッドコアCPUを搭載する「Optimus G L-01E」、ドコモ初のファーウェイ製スマートフォン「Ascend HW-01E」、ハイスペックでコンパクトボディの「AQUOS PHONE si SH-01E」、カーボンファイバー採用で軽量な「MEDIAS TAB UL N-08D」、7.7インチディスプレイの「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」となる。

 いずれも実機の展示となっており、手に取って触れられる状態となっている。




(関口 聖)

2012/10/2 15:26