ドコモ、最先端技術「インテリジェントグラス」をアピール

　NTTドコモは、同社のブース内に、最先端技術の研究成果として「インテリジェントグラス」などを披露し、体験できるコーナーを設けている。会場では、多くの来場者が足を止め、同ブースに列をなしていた。

　インテリジェントグラスのコーナーには、スマートフォンの動画コンテンツをハンズフリーで鑑賞できる「手ぶらでムービー」、相手の顔を認識して情報を表示したり、外国語翻訳が見れる「見るだけインフォ」、身近な物をデバイスとして利用しタッチ操作ができる「なんでもインターフェイス」、架空の物体を現実の物体のように操れる「空間インターフェイス」の4つがある。

　「なんでもインターフェイス」では、インテリジェントグラスをかけた状態で指輪型のセンサーを指にはめると、メモ帳などの物体をタップすることで、その物体がタッチパネル代わりに操作できるようになる。これにより、ノートパソコンやタブレットなどの重量のある電子機器を持たずに、各デバイスの操作や閲覧が可能になる。

　「空間インターフェイス」のブースでは、インテリジェントグラスで見ている視界がそのままユーザーインターフェイスになるというデモを行っていた。仮想のものを現実のものと同じように操ることができ、特定の操作方法やデバイスを必要としない直感的な操作を実現する。今後はドコモのネットワークを活かすことで、クラウド上の仮想空間を共有したり第三者との遠隔コミュニケーションを行ったりする際に、このインテリジェントグラスの活用が期待される。