【CEATEC JAPAN 2009】
眼で操作できるイヤホンやLTE端末が並ぶドコモブース


ドコモブース

 NTTドコモのブースでは、夏商戦と秋冬商戦の谷間ということもあり、携帯電話のタッチ&トライコーナーは控えめだった。しかしその分、端末やサービス、先進的な技術などの参考出品が充実しており、来場者の注目を集めていた。

 ドコモの事前案内の通り、携帯電話の試作機となる「TOUCH WOOD」のほか、「眼で操作できるイヤホン」「太陽電池充電器」「ケータイホームシステム」、新たな「マチキャラ」サービスなどの参考出品が展示された。

 また、法人向けとなるが、ハンディターミナルとして利用できるバーコードリーダー搭載の富士通製スマートフォンなども展示されている。同端末はWindows Mobile 6.5 Professionalを搭載したストレート型端末で、ディスプレイはタッチパネル式となっている。2010年第1四半期の製品化を目途に開発が進められているという。

 さらに、LTE関連の展示には、富士通製やLGエレクトロニクス製のLTE時代のデータ通信端末が、コンセプトモデルとして初披露されている。

 このほか、WIRELESS JAPAN 2009でも展示されていたが、実際の投げる動作でメールが送信できる「投げメール」の体験コーナーなども注目を集めていた。

TOUCH WOODのデザインモックシャープ製の実機を採用した試作モデル
眼で操作するイヤホンイヤホンに電極が搭載されており、眼の動きを“ジェスチャー”として音楽プレーヤーや携帯電話を操作する
ケータイホームシステムのデモコーナーパーソナル化が進んだ「マチキャラ」の参考展示
兄、妹、メイドの3タイプのキャラクターがさまざまな反応を見せる富士通製のバーコードリーダー搭載法人向けスマートフォン
LTE向けデータ通信端末LGエレクトロニクス製のUSBタイプと富士通製のExpressCardタイプ
投げメール太陽充電池充電器。アウトドアや窓付近での利用を想定したもの。ドコモの環境への取り組みの一環として参考出品されている



(津田 啓夢)

2009/10/6/ 12:14