【CEATEC JAPAN 2009】
ドコモ、ハンディターミナルになる富士通製スマートフォン


 NTTドコモは、バーコードリーダーを搭載法人向けの富士通製スマートフォンを参考出品した。2010年度第1四半期にも製品化される予定。

 参考出品された富士通製端末は、OSにWindows Mobile 6.5 Professionalを搭載したストレートタイプのスマートフォン。端末の背面部に大型の二次元コードリーダーを搭載している。物流業などハンディターミナルを導入している企業向けの端末となる。

 IPX5/7等級の防水性能、IPX5等級の防塵機能を搭載し、プロテクターの装着による耐衝撃対策が施されている。ディスプレイはタッチパネル式で、約2.8インチ、240×400ドット、6万5536色表示のTFT液晶を搭載。カメラは200万画素のCMOSとなり、最大8GBのmicroSDHCカードに対応する。

 対応バーコードはCode39/93/128、EAN128、JAN、EAN、UPC、NW-7、ITF、RSS。対応二次元コードはDataMatrix、QRコード、MaxiCode、カスタマバーコード、Composite、PDF417。

 FOMAハイスピード(7.2Mbps)に対応し、無線LAN(IEEE802.11b/g)やBluetooth、GPS機能に対応。3G(静止時)の連続待受時間は約500時間、連続通話時間は約460分。大きさは154×51×20mmで、重さは約180g。ボディカラーはプラチナホワイトの1色となる。

 ブースでは、バーコードの読み取りデモが実施された。ドコモでは、業務アプリを含めた法人向けソリューションとして、端末のみの納入のどちらにも対応できる体制を整えていくとしている。


 



(津田 啓夢)

2009/10/6/ 19:33