【CEATEC JAPAN 2009】
ドコモ、LTE向けデータ端末のコンセプト展示


 NTTドコモは、LTEの導入に向けた取り組みを展示する中で、LTE向けデータ通信端末のコンセプトモデルを公開した。

 LTEのRelease.8は、3GPPによって2008年末に標準化が完了している。ドコモでは、このLTE仕様に準拠した設備の開発を進めており、世界におけるLTE導入の先行グループになることを目指している。

 ドコモのLTEは当初、W-CDMAなど3Gとのデュアル端末として展開される予定。また、NECやパナソニック モバイルコミュニケーションズ、富士通の3社と通信プラットフォームの共同開発を行っており、将来的にはプラットフォームのライセンス提供などを予定している。

 今回のブースでは、LTEプラットフォームが稼動するチップのエンジニアリングサンプルが公開されたほか、富士通とLGエレクトロニクス製のLTEデータ通信端末のコンセプトモデルが展示されている。


 



(津田 啓夢)

2009/10/7/ 11:10