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【2011 INTERNATIONAL CES】
ソニー・エリクソンが「Xperia arc」を発表、日本での発売も予定


 米国・ネバダ州で1月6日(日本時間の1月7日)から開催されるCESに先駆け、ソニー・エリクソンは、グローバルに展開する「Xperia arc」を発表した。同社によると、Xperia arcは日本市場にも投入される予定だ。

Xperia arcはソニーの会見で発表された

8.7mmのボディに高い機能を凝縮

「Mobile BRAVIA Engine」を搭載する
F値2.4とレンズが明るく、ノイズの少ない写真が撮れる

 Xperia arcはスマートフォン最薄となる8.7mmのボディが特徴で、OSには、昨年12月リリースのAndroid 2.3(GingerBread)を採用した。デザインコンセプトはXperia X10(日本ではXperia SO-01B)に近く、arc(弧を意味する)と名付けられただけあって、全体が弧を描くような形状となっている。

 ディスプレイは狭額縁化し、サイズは約0.2インチアップの4.2インチ。解像度はフルWVGAとなる。液晶とガラスを密着させることで、光の反射ロスを減らし、画面の視認性が大幅に向上した。また、ソニーの薄型テレビBRAVIAの技術を応用した「Mobile BRAVIA Engine」を搭載。コントラスや輝度が高く、映像を忠実に再現できる。

 また、有効810万画素のカメラには、ソニーの「Exmor R for mobile」というセンサーを採用する。このセンサーによって、暗所でも明るく、くっきりとした写真を撮ることが可能になった。ケータイには珍しい「F値2.4」という明るく撮れるレンズも、写真の仕上がりのよさに貢献している。実際に実機で撮影してみたところ、ほとんど明かりが届かない場所でも、被写体をしっかり捉えることができた。オートフォーカースやフォトライトも備える。

便利なオリジナルアプリも内蔵

「Timescape」はウィジェット上での操作が可能になった

 Xperia同様、着信や写真、音楽、Twitterのツイートなどを時系列に整理する「Timescape」を備えており、ウィジェット上でスクロールの操作が可能になった。一方でMediascapeは搭載せず、写真や動画はAndroid標準の「ギャラリー」で管理する。音楽に関しては独自のプレイヤーを搭載し、「∞(インフィニット)」ボタンでネットから関連情報を引き出すことが可能だ。カメラ撮影時のUIもAndroid標準から変更され、デジカメのように直感的に操作できる。

音楽プレイヤーには「∞」ボタンが搭載される 写真や動画は標準の「ギャラリー」で管理する仕様

 また、アプリ一覧やホーム画面はソニー・エリクソンが独自にカスタマイズした。アプリ一覧はAndroid標準とは異なり横スクロールとなっているほか、ホーム画面上でアイコンをドラッグ&ドロップすることでフォルダを作成できる。ホーム画面下には、ランチャー形式の「ステージ」を配置した。ホーム画面でピンチすると、使用中のウィジェット一覧が表示される機能も搭載されている。

フォルダ作成が標準のAndroidより簡単 ホーム画面のピンチでウィジェット一覧を表示
日本語が標準で用意されており「POBox Touch」も呼び出せた

 会見で展示されていた実機を確認した限りでは、標準で日本語フォントも内蔵されていた。日本語入力は「POBox Touch」を利用できた。

 CPUはクアルコムのSnapdragonで、クロック数は1GHz。HDMI端子を搭載し、テレビとの連携も可能だ。撮影した720p、30fpsの動画や写真を再生できるだけでなく、YouTube、ブラウザなどのネットコンテンツの表示にも対応。「ブラビアリンク」対応のテレビでは、リモコンで本体を操作できる。DLNAサーバー機能も内蔵している。

HDMIケーブルで接続し、大画面のテレビに出力可能 DLNAサーバー機能も内蔵する

 サイズは125×63×8.7mm。内蔵メモリは最大512MBで、最大32GBまでのmicroSDカードをサポートする。Android 2.3で対応したNFCは搭載しない。カラーはMidnight BlueとMisty Silver。

ソニーの技術で差別化を図る

ソニー・エリクソンのスティーブ・ウォーカー氏

 ソニーの会見に登壇したソニー・エリクソンのHead of Marketing、スティーブ・ウォーカー氏によると、Xperia arcの売りは「ソニーの技術、デザイン、最新のAndroid」の3点。Xperiaとはカスタマイズの方法を変え、「OSの上位部分で独自性を出すようにした」という。「“ソニー・エリクソンらしさ”は、それでも十分に出せる」とし、先代のXperiaよりもOSのよさと活かす形で独自性を追求したようだ。ウォーカー氏は「Googleとのパートナーシップも良好」と話し、Android 2.3の端末をいち早く投入できることへの自信をのぞかせた。

 なお、Xperia arcは日本での投入が明らかになったが、販売元のキャリアは発表されていない。対応周波数に「FOMAプラスエリア」と同じ800MHzが含まれていることから、NTTドコモが有力な候補だと考えられる。

(石野 純也)

2011/1/6/ 11:07