【2011 INTERNATIONAL CES】
サムスン、米国でWi-Fi版「Galaxy Tab」発売へ


 サムスンの米国法人であるSamsung Electronics Americaは、7インチディスプレイ搭載のタブレット端末「Galaxy Tab」について、Wi-Fi(無線LAN)のみに対応するバージョンを米国内で発売すると発表した。

 「Galaxy Tab」は、7インチディスプレイ搭載で、ソフトウェアプラットフォームにAndroid 2.2を採用するタブレット端末。日本でもNTTドコモのラインナップの1つとして提供されているが、今回、携帯電話網には接続せず、Wi-Fi機能で通信するバージョンが米国で提供される方針が示された。

 2011年第1四半期中に提供される予定とのことだが、価格帯や他の地域での取り組みについては明らかにされていない。なお、世界市場におけるGalaxy Tabの出荷数は150万台を超えたとのこと。

 このほか同社では、スマートフォン向けアプリ「Samsung MobilePrint」の提供も発表している。同アプリは、iOS(iPhone/iPod touch)やAndroidを搭載するデバイスから、サムスンのプリンタで印刷できるというもの。米国で開催される展示会「International Consumer Electronics Show(CES)」で紹介される。

 同アプリをダウンロードして起動すると、自動的にサムスン製プリンタを検索し、Wi-Fi経由で接続する。ネットワークでの設定やドライバーソフトのインストールを行うことなく、スマートフォンから直接印刷できる。今冬より無料で利用できるようになる予定で、Galaxy Tab向けには2011年初頭から提供されるとのこと。

 

(関口 聖)

2011/1/6/ 11:38