【2012 International CES】
LTE対応「Ascend P1」などを出品したファーウェイ


ファーウェイブース

 9日(現地時間)にAndroid 4.0搭載の薄型スマートフォン「Ascend P1/P1 S」(以下、P1/P1 S)を発表したファーウェイは、同社ブースにLTE対応版を出展。このモデルに関しては、「バルセロナのMobile World Congressでより詳細を発表する」(説明員)というように、まだデモ機という位置づけのようだ。

 端末名はP1、P1 Sと同一だが、通信方式のほかにサイズやチップセットなどが異なっている。P1 LTEは、クアルコムのMSM8960(1.5GHzデュアルコア)を採用。9.9mmと、P1やP1 Sよりも厚みも増している。OSはAndroid 4.0となり、800万画素カメラや、4.3インチのSuper AMOLEDディスプレイを搭載する。サイズは高さ132×幅65×9.9mmになる予定。1.8GHz、2.6GHz、800MHzのLTEに対応している。

Ascend P1 LTE背面の処理も、P1やP1 Sとは異なり、模様が入っている
LTE方式に対応していることが分かる設定画面

 また、9日(現地時間)のプレスカンファレンスで披露された、薄型のAndroid 4.0スマートフォン、P1およびP1 Sも、改めて展示されていた。P1とP1 Sは厚さが異なっており、前者が7.69mm、後者が6.68mmとなる。800万画素で裏面照射型CMOSセンサーのカメラを搭載し、CPUには「OMAP 4460」を採用する。

7.69mmのAndroid 4.0スマートフォン「Ascend P1」「Ascend P1 S」は薄さを極限まで追求したモデル

 なお、展示されていたモデルには、「3D HOME」と呼ばれるファーウェイの独自UIが内蔵されていた。このUIは、全モデルにプリインストールされるわけではなく、キャリアのニーズに合わせて対応を検討していくという。Android 4.0の標準UIよりグラフィカルで、「よりユーザーフレンドリー」(説明員)だとした。「デュアルUI」というのもコンセプトの1つで、標準のホーム画面に切り替えることもできる。

ロック画面から直接アプリケーションを起動できる3Dのホーム画面が滑らかに動く「3D HOME」
ホーム画面の一覧表示にも対応している標準UIと3D HOMEは、設定で切り替えることが可能
3D HOMEのアプリ一覧画面。アイコンなども大きく表示

 このほか、フィーチャーフォンのコーナーには、ドコモから発売中の「HW-02C」などが出展されていた。タブレットについては、7インチの「MediaPad」にAndroid 4.0をインストールしたものが置かれていた。会場の説明員によると、このモデルは「あくまでデモ機で、ソフトウェアアップデートでこのようになる」という。

フィーチャーフォンのコーナーも用意ドコモの「HW-02C」もフィーチャーフォンコーナーに並べられていた
7インチのタブレット「MediaPad」は、Android 4.0にアップデートされたバージョンが出展されていた



(石野 純也)

2012/1/12 11:00