【2013 INTERNATIONAL CES】

ドコモUSAが開発者向けイベントを開催、ドコモ岩崎副社長も登壇

 NTTドコモの米国子会社であるNTTドコモUSAは9日(現地時間)、アプリ、サービスの開発者向けイベントを開催した。同イベントには、ドコモ 代表取締役副社長の岩崎文夫氏が登壇し、日本のスマートフォン市場を解説した。

ドコモの代表取締役副社長、岩崎文夫氏

 岩崎氏が示したデータによると、日本のモバイル市場は1400億ドルで、「アメリカの80%にあたる規模」を誇る。規模でこそ米国の1900億ドルには及ばないが、人口比を考えると突出した数値である。中でも47%のシェア(2011年当時)を持つドコモは、日本のユーザーにリーチする上で欠かせないパートナーである――このようなメッセージを出し、開発者の取り込みを狙う。

市場規模は米国より小さいが、人口比率を考えると突出している。ドコモの収益も米国大手2社に迫る
日本の契約者数や、ドコモのシェアを解説

 また、岩崎氏はLTEのロードマップや、端末のラインナップ、海外でのコンテンツに対する取り組みも語った。ドコモUSAでは海外の開発者をサポートしており、同社のVP Strategy of Research、Adrian Van Meerbeeck氏が開発者向けサイトを紹介し、プレゼンテーションを締めくくった。

LTEのロードマップ。2014年度には、さらなる高速化も予定している
ドコモの最新ラインナップ
ドコモはネットモバイルやボンジョルノといった企業を買収し、海外でもコンテンツ事業、サービス事業に乗り出している
ドコモUSAが用意する、開発者向けサイト

石野 純也