【2015 International CES】

スマートおしゃぶり、スマートベッド――育児支援〜医療機器のスマートデバイス

 2015 International CESの会場の一角には、「Health & Wellness」ゾーンが用意され、さらには、他の場所には、さまざまな健康・医療関連のスマートデバイスが展示された。乳幼児向けのデバイスも含め、健康・医療関連のスマートデバイスをレポートする。

スマホと連動する歯ブラシ

 Bluetoothでスマホと連動する電動歯ブラシ「Kolibree」。スマホ上では歯ブラシの動きに連動したゲームがプレイできる。上下左右を十分に磨けるようにという、子ども向けの製品だ。

乳児の睡眠状態をチェック

 MONDEVICEの「MonBaby」。赤ん坊の睡眠状態をトラッキングし、異常があれば保護者のスマホに通知をする。こうしたトラッキングデバイスは数社が出展していたが、基本的にスタートアップによる小規模なものが多い。

赤ちゃんが起きたら親を起こす

 NapTimeも赤ん坊向けソリューション。ネットカメラからの音声で赤ん坊が起きたことを検知し、腕に巻くサイレントアラームで保護者を起こす。夫婦で寝ていても、その日の当番だけを起こすといったことが可能。現在開発中で、CESに合わせてKickstarter(クラウドファンディング)が開始されている。

ほ乳瓶ホルダー「Baby Glgl」

 Slow Controlの「Baby Glgl」。ほ乳瓶ホルダーになっていて、内蔵センサーで傾きを検知し、どのくらい飲んだかを計測する。幼児向けのスプーン、大人向けのフォークなど、同社では「どのくらい食事を摂取したか」というところにフォーカスした製品を提供している。

スマートおしゃぶり

 BlueMaestroのスマートおしゃぶり「Pacif-i」。赤ん坊の体温などを測定する。大人も使えなくはないだろうが、基本的に赤ん坊用。欧米で予約受付中で米国価格は39ドル(約4800円)。

賞味期限の管理などに使える“スマート容器”

 SKE Labsのスマート容器「neo」。Bluetoothでスマホやタブレットと連動し、中身を管理する。賞味期限を管理したり中身を自動注文したり健康管理に役立てたりする。

睡眠計測

 シーツの下に仕込む睡眠計測デバイス「Beddit」。多くのメーカーが同様の製品を手がける中、Bedditは、さまざまなブランドで販売されている。MISFITも取り扱い、日本語のWebページもある。

スマートマット

 スマートマット「ReST」は、ベッドのどこに加重がかかっているかを計測し、睡眠を測定できる。マットとは言ったがマットではなく、センサーはほぼ普通の布に織り込まれていて、どちらかというとシーツに近い。

胸に付けて心電図

 QARDIOの「QARDIOCORE」。胸に直に装着するもので、医療グレードの心電図を測定できる。データはスマホ上で管理できる。昨年もCES出展していて、2015年に登場予定とのこと

使い捨ての活動量計

 貼るトラッカー「Metria IH1」。1週間稼働するが使い捨て。一般向けというより医療機器に近い位置づけの製品だ。

着る心電図

 iChoiceの「Wireless ECG Vest」は“着る”心電図計だ。スマホにデータを飛ばして、データを解析する。

オムロンも出展

 オムロンはアクティビティトラッカーや体重計、血圧計といった総合的な展示をしていた。国ごとに取り扱っている製品が微妙に違うとのこと。また、医療に近い分野だと法規制がかかってくるので、そこによる違いもあるとか。

心拍や血中酸素飽和度を測る

 Zensoriumの「Tinke」。心拍や血中酸素飽和度を測定し、身体の状態を解析する。iPhone向けのLightningコネクタ版とAndroidでも使えるBluetooth接続版がある

呼気からアルコール検知

 Breathometerの「Breeze」は、呼気からアルコールを検出し、スマホで見ることができる。タクシー運転手が業務に就く前、といった際の用途が提案されている。価格は99.99ドル(約1万2000円)で発売中。イヤホンコネクタを使うアナログ接続版もある。

血中糖度を測定

 iHealthの「ALIGN」は血中糖度を測る機器。スマホのイヤホンジャックに接続する。FDA認証も通過済み。本体は16.95ドル(約2000円)、検査用ストリップが50個で12.50ドル(約1500円)と値頃感がある。

喘息患者向けの製品

 「adamm」は喘息患者向けの製品。胸に装着し、咳を数えたり、心拍を計測したりする。スマホと連動することで、アラートを出したり日々のデータを蓄積したりする。開発中の製品で、デザインモックアップが展示されていた。

(白根 雅彦)