【CTIA WIRELESS 2010】
目で操作するイヤホンが人気のドコモブース、北米向けサービスも


ドコモブース

 NTTドコモのブースでは、北米向けサービスが紹介されている。これは、米国法人のNTT DOCOMO USA(ドコモUSA)が展開するもので、日本のアニメや漫画を好む米国在住のユーザー向けサービスだ。

 同社では、米国の携帯向けサービス「MobiTV」向けコンテンツの1つとして「オタク」と「アニメ」をもじって名付けられた「Atakuチャネル」を提供しているが、この「Atakuチャネル」で漫画コンテンツの提供を開始した。漫画は、1コマ1コマが一定時間経過すると切り替わっていくもの。展示デモでは日本語のコンテンツが紹介されていたが、英訳された作品も配信されるという。MobiTVでは動画コンテンツが提供されており、今回の漫画コンテンツは、静止画を一定時間で切り替えるというスライドショー風の動画に仕上げて提供される。

ドコモUSAの事業説明Atakuチャネルで提供される漫画コンテンツ

 また、同社ブースで最も人気を集めていたのは、目を一定の方向に動かすと、音楽再生のリモコン代わりに使えるイヤホンのデモンストレーションだ。これは、昨秋の「CEATEC JAPAN 2009」で出展されていたものと同じ内容だが、訪れた人の多くがデモを見ながら目を丸くしたり、笑い声を上げていたりするなど、デモの時間が来るたびに注目されていた。

眼球の動きを検知して操作するイヤホンのデモちょうど米国の通信関係者が訪れ、デモに注目。笑い声もあがった

 このほか日本で発売が決定したセパレートケータイ「F-04B」などの新機種やiコンシェル、NFCチップ内蔵のSIMカード、LTEのデモ展示などが行われていた。NECのブースにも出展されているLTE対応端末は、NECブースではケース内展示だったが、ドコモブースでは実際に動作するものが用意されていた。

新機種も展示F-04Bの分離方法に考え込む人もいた
環境に配慮した鉄塔の模型も木を利用した「TOUCH WOOD」
NFC関連展示NFCチップ内蔵のSIMカード
iコンシェルの展示。オートGPSへの興味が高いようだが、電車移動時の利用スタイルがが理解されづらいとかLTEコーナーに設置されていたNECのコンセプト端末

 



(関口 聖)

2010/3/25/ 11:28