【CTIA WIRELESS 2010】
HTC、WiMAX搭載のAndroid端末「HTC EVO 4G」などを紹介


ケース内展示の「HTC EVO 4G」

 HTCのブースでは、米Sprintと発表したAndroid 2.1搭載のスマートフォン「HTC EVO 4G」がケース内で展示されている。

 「HTC EVO 4G」は、3G網に加えて、WiMAX(Sprintでは4Gと呼ぶ)にも対応したAndroid搭載のスマートフォン。今夏に発売される予定。1GHzで駆動するクアルコム製チップセット「Snapdragon」を搭載し、4.3インチディスプレイや800万画素カメラなどを装備する。

 HTCのユーザーインターフェイス「HTC Sence」を採用するほか、無線LANアクセスポイントとしての機能も用意され、最大8台まで同時接続できる。HDMI対応で、最大720pで映像やスライドショーなどを外部出力できる。HTCのブースでは、「HTC EVO 4G」は動作しない状態でケース内展示されていた。

Hesse氏

 24日午前(米国時間)に行われたCTIA WIRELESS 2010の基調講演で、Sprint Nextel CEOのDan Hesse氏は、4Gネットワーク(Sprint NextelではWiMAXのことを4Gと呼んでいる)の導入について、通信料を安くできるメリットがあると指摘。LTEが次世代方式として有力な存在であるものの、その実現までは待てず、新たな技術は別途導入できるとして、いち早く高速通信技術によるサービス提供を目指した結果、WiMAXを採用したと説明した。従来の3G端末と、4G端末との違いについては、高速なCPUを採用したことを挙げ、動画などをスムーズに利用できることなどを紹介。またWi-Fiに対応したことが重要な点とも語っていた。

 このほか同社ブースでは、Android 2.1搭載の「HTC Legend」やWindows Mobile 6.5搭載の「HTC HD Mini」、ギターメーカーとのコラボモデル「HTC Fender」、4.3インチディスプレイでWindows Mobile 6.5搭載の「HTC HD2」などが展示されている。

HTCブースHTC LEGEND
HTC HD MiniHTC Fender
Droid ErisHTC Maple
HTC HD2

 



(関口 聖)

2010/3/25/ 11:33