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【最新レポート】

【Google Developer Day 2010】
Google開発者イベント、日本のAndroidアプリ配信は世界2位


ティム・ブレイ氏

 グーグルは、9月28日、HTML 5やChrome、Android、Googleが提供するクラウド向け技術などに関する開発者向けイベント「Google Developer Day 2010」を開催した。基調講演の中では、Android関連に関するプレゼンテーションが行われた。

 Googleがなぜモバイルに注力しているのか?――グーグルのDeveloper Advocateであるティム・ブレイ氏は、その理由として人類約68億人のうち、41億ものモバイルデバイスが存在し、36億人のモバイルユーザーがいるとを説明した。

 またインターネットの世界もモバイルによって飛躍的にユーザーを獲得しているという。ブレイ氏はAOL、iモード、Netscapeの利用者数と比較して、iPhoneなどに採用されているiOSが4年半という短い期間の中で圧倒的なユーザーを獲得したと紹介。Androidもこれを追い越す勢いで伸びているとした。

 今年2月、AndroidからGoogleのサーバーに接続する端末は、1日あたり6万台だったという。それが6カ月後の8月には1日あたり20万台にまで成長している。ブレイ氏は「非常に強大な数字だ」と語った。

 Androidアプリについても数が増えているとし、現在約8万のアプリが提供されているとした。ブレイ氏が「こうしたアプリは誰が作っているのか? それはここにいる皆さんだ。ありがとう!!」と来場者に語りかけると、会場からは大きな拍手がおこった。

 Android端末は、現在90タイプ以上投入されているという。ブレイ氏はサムスン電子がグローバルで発表したタブレット端末「Galaxy Tab」を披露し、タブレットを使ったゲームなどのデモを行った。



 Androidの新バージョンである「Android 2.2」についても言及し、出張の多いブレイ氏にとって、品質のよくないホテルのネットワークを使わずに通信できるテザリング機能が便利であると紹介した。ただし、国内でAndroid 2.2への対応を明らかにしているソフトバンクモバイルでは、テザリング機能をサポートしない方針を明らかにしている。

 またChromeの拡張機能として、Chromeで閲覧しているサイトのURLをワンボタンでAndroid端末に送信する連携機能などや、音声の日本語入力機能がオムロンのWnnと連携することなどが紹介された。

 ブレイ氏はこのほか、日本のAndroidの発展において、開発者コミュニティである日本Androidの会が貢献していると賛辞を述べた。同氏は、日本市場はAndroidの端末数こそ大きなものではないが、アプリのダウンロード数に関しては世界で5位、さらに、アプリ配信数では世界第2位と生産力のあるマーケットだとした。


 

(津田 啓夢)

2010/9/28/ 15:08