【IFA2013】

「GALAXY Note 3」は10月に日本で発売、「GALAXY Gear」も登場

「GALAXY Note 3」などを発表したJ.K.シン氏

 サムスン電子は4日(現地時間)、独ベルリンでプレス向けイベントの「Unpacked」を開催。GALAXY Noteシリーズの最新モデルとなる「GALAXY Note 3」や、腕時計型周辺機器の「GALAXY Gear」を発表した。

 会見には同社の共同CEO、J.K.シン氏が登壇。「もう1つ発表するものがある(One more thing)」と語り、10インチのGALAXY Noteシリーズにあたる「GALAXY Note 10.1 2014 Edition」も公開した。

 同イベントでプレゼンテーションを行ったマーケティングチームのデビッド・パーク氏によると、日本とアメリカでは10月の発売を予定している。そのほかの地域では9月下旬から販売が開始される。

5.7インチディスプレイの「GALAXY Note 3」

 GALAXY Note 3は、より「紙の“ノート”に近い体験ができる」(シン氏)コンセプトで開発されたスマートフォン。5.7インチ、フルHDの有機ELディスプレイを搭載し、サイズは151.2×79.2×8.3mmとなる。先代の「GALAXY Note II」は同年に発表された「GALAXY S III」にデザインテイストを合わせ、丸みを帯びていたが、GALAXY Note 3はスクウェアな形状になった。背面にはレザー調の素材が採用されており、アナログなノートの持つ質感もモチーフになっている。

5.7インチのディスプレイを搭載し、Sペンの機能を強化したGALAXY Note 3。背面はフェイクだがレザーのような手触りの素材になり、より“紙のノート”としての位置づけが明確になった

 シン氏が「速さやシームレスなLTEも強調しておきたい」と述べているとおり、「GALAXY Note 3」は下り最大150MbpsのLTE-Advancedに対応。LTEは市場に応じ、6つの異なる周波数帯の組み合わせが存在する。LTE版は2.3GHzのクアッドコアCPUを搭載。3GBのメモリを内蔵する。内蔵ストレージは32GBか64GB、最大64GBのmicroSDXCも利用できる。

会見ではあまり強調されず、サラッと流されたが、GALAXY Note 3は現行モデルの中ではトップクラスのスペックを誇る。LTE-Advancedにも対応

 GALAXY Noteシリーズの象徴的な機能である「Sペン」の用途も広がった。新たに採用されたのは「Air Command」と呼ばれる機能。Sペンを浮かせた状態でペンのボタンをクリックすると、画面上にメニューが展開される。ここから、「Action Memo」「Scrapbook」「Screen Write」「S Finder」といった機能を呼び出すことが可能だ。Action Memoは手書きの文字を認識するメモアプリで、電話帳やダイヤラー、カレンダーといった各種アプリにデータが受け渡される。名前や電話番号といった項目も、自動的に認識する。

Sペンを浮かせた状態でボタンを押すと呼び出せる「Air Command」
手書きの文字を認識して、ダイヤラーや電話帳などにデータを受け渡せる

 Scrapbookは、Webなどの情報をまとめておくためのもの。Screen Writeは、スクリーンショット上にメモを残せる機能だ。こうしたデータは、S Finderで検索できる。また、マルチタスク機能も強化された。Sペンで囲んだ任意の場所に、任意の大きさのミニアプリを起動できるのが「Pen Window」という機能。こちらも、Air Commandから呼び出すことが可能だ。

画面上に任意の場所に、自由なサイズでミニアプリを起動できる「Pen Window」
カラーバリエーションはクラシックホワイトのほかに、ジェットブラックやブラッシュピンクを用意
「GALAXY S4」に採用された「S VIEWカバー」や、カラフルな背面カバーも登場する

腕時計型の「GALAXY Gear」

 このGALAXY Note 3の「完璧なお供」(シン氏)になるのが、腕時計型デバイスの「GALAXY Gear」だ。この端末はGALAXYシリーズの端末とBluetoothで連携。電話の着信やメールの受信を腕に知らせたりといったことができる。電話は、単に通知されるだけでなく、応答も可能。スピーカーとマイクも搭載されているため、手首を耳に近づければそのまま会話も行える。

腕時計型デバイスの「GALAXY Gear」。カラーバリエーションも多彩だ
スマートフォンと連携し、設定やアプリの追加などを行える
「S Voice」で音声によってコントロールすることも可能だ
カメラを搭載しており、写真撮影ができる。画像の表示にも対応
腕に装着したところ。着信はそのまま応答でき、通話も行える。通話時には、このように手首を耳に近づけるスタイルとなる
腕時計型でコンパクトだが、800MHzのCPUや各種センサーなどを搭載した身に着けるコンピューターだ

 「GALAXY Gear」自体もコンピューターで、タッチパネル、800MHzのシングルコアCPU、ジャイロセンサーなどを搭載している。特徴的なのが、バンド部分に搭載された190万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用したカメラ。画面を上から下になぞると起動し、撮影をスムーズに行える。撮った写真はGALAXY Gear上に保存されるが、スマートフォン側に転送できる。設定によっては自動転送にしておくこともできる。サイズは56.6×36.8×11.1mm。バッテリーは315mAhだが、Unpackedに登壇したサムスンリサーチアメリカのプラナブ・ミストリー氏によると、「25時間駆動し、1日以上充電しないでも電池が持つ」という。

「GALAXY Note 10.1 2014 Edition」

 「One more thing」として紹介されたGALAXY Note 10.1 2014 Editionは、GALAXY Note 3のコンセプトを受け継ぐ10インチタブレット。背面の素材感やAir Commandといった機能は、GALAXY Note 3と共通している。ディスプレイの解像度は2560×1600ドットのWQXGAと、非常に精細だ。サイズは171.4×243.1×7.9mm。重さにもこだわり、Wi-Fiモデルが535g、LTEモデルが545gと、とても軽い。発売は、2013年第3四半期となる。

WQXGAの高解像度ディスプレイを採用した「GALAXY Note 10.1」。背面の素材などは、GALAXY Note 3を踏襲している

(石野 純也)