【IFA2013】

クアルコムがスマートウォッチを公開、家電との連携も

 クアルコムは、IFAの開催期間に合わせたプレス向けのイベントで、5日に発表したスマートウォッチ「Qualcomm Toq(トーク)」を公開した。

クアルコムが開発したスマートウォッチの「Qualcomm Toq」
スマートウォッチの中では比較的コンパクトなサイズで、一般的な腕時計よりやや大きい程度

 Qualcomm Toqは、省電力が特徴の反射型ディスプレイ「Mirasol」を搭載したスマートウォッチ。カラー表示が可能で、タッチ操作にも対応している。また、ワイヤレス給電「WiPower」にも対応する。Bluetoothでスマートフォンと連携。腕元で通知をチェックしたり、カレンダーの予定を参照したり、ミュージックプレイヤーをコントロールしたりといったことが可能になる。

スマートフォンと連携し、カレンダーの参照や音楽プレイヤーの操作を行える

 イベント会場では、「AllJoyn」というP2P通信を使い、スマートフォン経由でQualcomm Toqから家電を制御するデモを見ることができた。Qualcomm ToqとスマートフォンはBluetoothで、^スマートフォンと家電はWi-Fiで接続する仕組み。これによって、時計からライトのオン/オフを行ったり、エアコンの制御を行ったりといったことが可能になるという。

「All Joyn」の仕組みを利用し、スマートフォン経由で家電を操作するデモを行っていた

 公開されていたQualcomm Toqは試作機のためか、スムーズに動作しないこともあった。クアルコムは2013年第4四半期に発売を予定しており、価格は改めて明らかにされる

石野 純也