【IFA2014】

ASUS、Android Wear搭載「ZenWatch」を発表

Android Wearを採用したZenWatch

 ASUSは、9月3日(現地時間)のドイツ・ベルリンでプレスカンファレンスを開催。Android Wear搭載のスマートウォッチ「ZenWatch」や、7インチタブレット「MeMO Pad 7」などを発表した。

 ZenWatchは、曲面ガラスやレザーバンドを採用し、デザインにこだわったスマートウォッチ。同社Design Center Vice PresidentのMitch Yang氏は、「ステンレスを採用し、完璧に曲面ガラスを統合している」と自信をのぞかせた。バンドには「本物のレザーを使っている」といい、高級感を演出する。

サイズは通常の男性用腕時計より、やや大ぶり
カーブした1.63インチの有機ELディスプレイを搭載。バンドはレザーとなる
背面には充電用の端子を備える
充電は専用のカバーをかぶせて、microUSBで行う。なお、充電器は開発中で外観が変わる可能性もあるとのこと

 機能的には、他のAndroid Wearと同様、通知を腕元で受けることができるほか、離れた電話の着信音を鳴らして見つけやすくできたり、本体側のシャッターを切ったりといったことが可能だ。

 また、「毎日の生活を助けるものでもある」というように、本体ベゼル部分にセンサーを内蔵しており、歩数や心拍数などを測定できる。これらは「ZenUIと完全に統合されている」というように、ASUSの独自UIとデザインを統一したアプリでコントロール可能だ。これらのアプリは、「ASUSに限ったものではなく、対応のAndroidならすべてダウンロードできる」(説明員)。

Android Wearだが、接続用に専用アプリを用意しており、時計のロックやデザインの変更などを行える。ライフログアプリも用意
プレゼンテーションを行ったASUSのYang氏

 接続可能なスマートフォンの条件は、Android 4.3以上で、Bluetooth Low Energyに対応していること。価格は199ユーロ(日本円で約2万7500円)、プレスカンファレンスでは発売時期は明言されておらず、操作可能な実機も展示されていなかった。ただし、会場の説明員によると「日本はティア1の国で、すぐに発売される」といい、近日中の国内発売にも期待が持てそうだ。

 タブレットは、7インチのMeMO Pad 7が発表された。日本ではKDDIから発売されたMeMO Pad 8の7インチ版で、Wi-FiのみとLTE対応モデルが存在する。一方で同じMeMO Padだがデザインのテイストは大きく異なり、柔かな雰囲気だったMeMO Pad 8に対し、よりシャープな印象を与える外観となっている。

インテルチップ搭載の7インチタブレット「MeMO Pad 7」。LTE対応モデルも用意する

 CPUにはインテルの64bitプロセッサー「Atom Z3560」を搭載。「薄くて軽くて、以前よりも耐久性が高い」(Senior Product Director Derek Yu氏)というのが特徴だ。ディスプレイは7インチで、1920×1200ドット。カメラは5メガピクセルとなるい。LTE版のほか、Wi-Fi版も用意。サイズは114.4×200×8.3mm、重量は279g(LTE版)となる。

インテルロゴは、背面に薄く刻印されている
8.3mmと薄型なのも特徴
ブラックとシルバーの2色展開
ASUSが独自に開発した「Zen UI」を採用する
MeMO Pad 7を紹介する、ASUSのYu氏

 このほか、ASUSからは同社のスマートフォン「ZenFone」の歩みが紹介された。ZenFoneは「なぜすばらしい電話はこんなに高いのか、逆になぜ価格のこなれた電話はこんなに出来がよくないのか」(Corporate Vice President Eric Chen氏)という問題意識から生まれたという。そのため、同社のZenBookなどと同様シンプルで質感の高いデザインを採用しながら、価格は1万円台からと非常にリーズナブルだ。

ZenFoneの欧州展開は、Chen氏が解説した
4インチ、5インチ、6インチと1インチ刻みのラインナップを展開
ZenFoneは低価格な一方で、質感は高い。こうした点が受け、販売数を徐々に伸ばし、展開国も広げているところだ

 こうした点が評価をされ「1カ月で100万台を販売している」と、販売も好調。Chen氏からは、台湾で3時間で3万台の予約が入ったことや、中国のオンラインストアで2分で完売したことなどが伝えられた。このZenFoneを「欧州中でローンチする」というのが、ASUSの次のステップ。プレスカンファレンスでは、第4四半期の欧州発売が決定したことが明かされた。

第4四半期には、欧州での発売が決定した

(石野 純也)