【IFA2015】

ASUSがZenFoneの派生機を一挙に紹介、「ZenWatch 2」も発表

 9月4日に開幕するIFAに合わせ、ASUSがプレスカンファレンスを開催した。スマートフォンの新モデルはなかったが、すでに発表もしくは発売されているZenFoneの派生機を一挙にまとめて紹介した。

会見にはASUSの会長、ジョニー・シー氏が登壇。プレスカンファレンスは2部構成で、ZenシリーズとゲーミングPC、2つのアナウンスを行った
ZenFoneシリーズの派生機を一挙に5機種紹介した。いずれも、すでに世界各国で発表もしくは発売されている

 プレスカンファレンスで紹介されたのは「ZenFone 2 Deluxe」「ZenFone Max」「ZenFone Laser」「ZenFone Selfie」「ZenFone Zoom」の5機種。このうち、ZenFone Laserは、すでに日本で発売済みだ。

1月のプレスカンファレンスではケース内の展示のみだった「ZenFone Zoom」も、実機を触ることができた。光学3倍ズームを搭載するが、ズーム時にレンズが飛び出ないのが特徴

 ZenFone Selfieは6月に開催されたComputex Taipei、ZenFone Zoomは1月に開催されたCESに合わせたプレスカンファレンスでそれぞれ発表されている。こうした国際的な展示会での発表は行われていないが、ZenFone 2 DeluxeとZenFone Maxも、ASUSがインドなどで開催したイベントで発表されている。

背面にクリスタルカットされたカバーを採用する「ZenFone 2 Deluxe」

 ZenFone 2 Deluxeは、ZenFone 2をベースに、スペックを強化した1台。背面にクリスタルカットされたカバーを採用する。ZenFone Maxは、5000mAhの大容量バッテリーを搭載する派生機となる。ZenFone Laserはレーザーオートフォーカス採用、ZenFone Selfieは高画素なインカメラを搭載する。また、ZenFone ZoomはHOYA製の光学3倍ズームを搭載したモデルだ。

5000mAhのバッテリーを搭載する「ZenFone Max」は、ケース内に展示されており、実機を手に取ることはできなかった
側面に竜頭型のボタンを搭載するのが、初代ZenWatchとの違い

 スマートフォン関連製品としては、6月のComputex Taipeiでティザー的に予告されていた「ZenWatch 2」が正式発表となった。ZenWatch 2は、18mm(1.45インチ)と22mm(1.63インチ)という、2つのバンド幅の製品を用意しており、いずれもAndroid WearをOSに採用。ステンレススチールのケースは3色あり、バンドは18種類。ウォッチフェイスも50以上を用意しており、服装などに合わせ、幅広いカスタマイズが可能となっている。

2サイズ展開の「ZenWatch 2」。バンドの種類も豊富で、さまざまなコーディネートにフィットするように仕上げられている
ウォッチフェイスが豊富に用意されており、表示項目のカスタマイズも可能
健康管理機能や、メッセージ機能も搭載する

 どちらも、チップセットにはクアルコムのSnapdragon 400を採用。18mmは300mAh、22mmは400mAhのバッテリーを搭載する。表面がカーブしたガラスを採用している。ペアリング可能なスマートフォンははAndroidのほか、iOSにも対応する。

石野 純也