【Mobile World Congress 2010】
米マイクロソフト、「Windows Phone 7」発表


Windows Phone 7 Seriesのメインメニュー

 米マイクロソフトは15日、Windows Phone(Windows Mobile)の新シリーズとなる「Windows Phone 7 Series」を発表した。2010年の年末(ホリデーシーズン)にも海外市場で投入される予定だが、日本については未定。

 Windows Phone 7は、Webやアプリ、各種サービスの「ハブ」となる機能を盛り込んだマイクロソフトのスマートフォン向け次世代プラットフォーム。インターフェイスは、マイクロソフトの携帯音楽プレーヤー「Zune HD」を思わせるもので、従来のWindows Mobileとは一線を画す。「People」「Pictures」「Games」「Music+Video」「Marketplace」「Office」の6つのセグメントそれぞれに「ハブ」となる機能が用意されている。

 例えば、「People」では、友人の連絡先とともに、その友人とのメールやインスタントメッセンジャーでのやり取りや、SNSなどのコメントが一元的に表示される。Zuneの音楽サービスやXbox LIVEなどとも連携する。

 なお、Windows Phone 7搭載端末は、今回発表されることはなかった。ただし、端末関連のパートナーとしてクアルコム、LG、Samsung、Garmin-ASUS、HTC、hp、DELL、ソニー・エリクソン、東芝の9社の名があがっており、通信事業者としては、T-mobile、Telefonica、Sprint、Vodafone、AT&T、Orange、Verizon Wireless、Telstra、SFR、Telecom Italiaなどがパートナーとして紹介された。

CEOのSteven Ballmer氏

 

(津田 啓夢)

2010/2/16/ 11:30