【Mobile World Congress 2010】
LG、スマートフォン初心者向けAndroid端末など披露


会場近くに設置されたLG OPEN HOUSE

 今年のLGエレクトロニクスは展示ブースを設置しておらず、会場のすぐ隣にプライベート施設を設置し、イベントにはスポンサーの1社として参加している。16日の朝、この施設でAndroid OSを採用したスマートフォン「GT540」などのタッチ&トライイベントが開催された。

 「GT540」は、Android 1.6を搭載したLG製スマートフォン。初めてスマートフォンを使うユーザーをターゲットにしており、LG独自のホーム画面が用意されている。また、FacebookやTwitterなどへすぐに投稿できる「Social Networking Manager」と呼ばれる機能なども特徴の1つとなっている。

 Googleの各種サービスに対応するほか、オートフォーカス付きの3メガカメラを搭載している。端末自体は、2010年1月7日に発表済みで、詳細はグローバル市場向けに4月にも明らかにされる予定。

 また、9日に発表されたコンパクトな海外向け3G端末「LG Mini」(GD880)も展示された。3.2インチのタッチパネルディスプレイ、5メガカメラを搭載し、パソコンと携帯電話のWebの間3者でコンテンツを同期させるサービス「LG Air Sync」を採用した初の端末となる。

 下り最大7.2MbpsのHSDPA方式に対応し、無線LANやFMAラジオ、ネットワークアシスト型のGPSなどに対応する。欧州で3月にも発売される予定だ。

 さらに、インテルのAtomプロセッサーを搭載したインターネット端末「LG MID」(GW990)も披露された。次世代Atomプラットフォームとなる予定のコードネーム「Moorestown」を搭載したモデルで、こちらは米展示会「CES 2010」で発表されたものだ。4.8インチ、1024×480ドットのタッチパネルディスプレイを搭載し、今回はHD映像を再生するデモなどが披露された。

(津田 啓夢)

2010/2/17/ 10:54