【Mobile World Congress 2011】
NEC、Android搭載のクラウドデバイス3種類を紹介


NECのブース

 NECのブースでは、CESで開催された「2011 INTERNATIONAL CES」で披露された2画面のAndroid端末がデモ展示されており、同社のクラウド戦略の端末として合計3端末が紹介されている。

 開発中の端末として会場に展示されているのは、Android端末として2画面を搭載した「LT-W」。このほかにも、すでにビッグローブがSmartiaとして提供している「LifeTouch」や、ネットブック型端末が展示されている。

 LT-Wは2画面を利用してブラウザを画面いっぱいに表示したり、それぞれで別の内容を表示するといったデモを実施。教育機関向けとして、タッチパネルを利用し、手元の端末で書き込んだ内容が、別の画面にすぐに反映されるといった、主に教育機関向けをイメージしたデモや、医療機関向けのデモを紹介。クラウドサービスの端末として、さまざまに活用できる様子をアピールしていた。

Androidデバイス3種類の展示、左から、LifeTouch、ネットブック型端末、LT-W。LT-Wでは端末にスタイラスペンで書き込んだ内容が、即座にほかの画面に反映されるといったデモを披露。これは学校など教育機関向けの利用イメージだ
こちらは医療機関向けの利用イメージ。デスクトップモニターのように高精細な表示が必要ない場合、こうした2画面の端末を利用してカルテを記入したり、データを診断できるというクラウドソリューションを基本として、自動車業界での活用も計画されている。Android搭載のデバイスを車に搭載することで、事故情報を保険会社に即座に送信したりといった、さまざまな活用が可能になる

 



(太田 亮三)

2011/2/15/ 17:31