【Mobile World Congress 2012】
TI、“マルチコア”で2GHz駆動のOMAP5をデモ


 テキサス・インスツルメンツ(TI)のブースでは、モバイル端末向けの最新CPU「OMAP5」のデモンストレーションが行われている。

 同社のブースで中心に展示されているのは「OMAP5430」。ARMのCortexプロセッサーを“マルチコア”として搭載するもので、具体的には、2GHz駆動が可能という2つのARM Cortex-A15 MPCoreプロセッサ、および低消費電力な駆動を行う2つのARM Cortex-M4プロセッサを搭載する。また、マルチコアのGPUなども統合されている。

 昨年のMWCでは図が展示されるのみだったが、今年は実際に稼働させるデモを実施。Cortex-A9ベースでクアッドコアとした他社のCPUと、OMAP5との性能差を示すデモンストレーションのほか、開発用の端末でHTML5や動画といったさまざまなコンテンツをパワフルに利用できる様子を披露していた。


「OMAP5430」を搭載した開発用の端末他社製のクアッドコアCPUと比較したデモも

 




(太田 亮三)

2012/3/1 00:28