【Mobile World Congress 2013】

ASUS、PadFone新モデルと7型「Fonepad」発表、日本でも発売予定

発表のプレゼンテーションを行なうASUSのChairmanのJonney Shih氏

 「Mobile World Congress 2013」の初日となる25日、ASUSTeK Computerはプレスカンファレンスを開催し、合体するスマートフォンの最新モデル「PadFone Infinity」と、7インチタブレット「Fonepad」を発表した。日本での発売も予定されている。

PadFone Infinityの本体

 「PadFone Infinity」は、日本でも1月に発売された「PadFone 2」に続くPadFoneシリーズの最新モデル。日本では第2四半期の半ばに発売を予定する。

 従来のPadFone同様に、スマートフォン型の本体とタブレット型の「Station」がセットになっていて、本体だけをスマートフォンとして使ったり、本体とStationを合体させてタブレットとして使えたりするようになっている。ASUSでは「1つの回線契約(SIMカード)でスマートフォンもタブレットも利用できる」と利点をアピールしている。

 PadFone Infinityは、本体のディスプレイサイズが5インチ、Stationのディスプレイサイズが10.1インチで、解像度はそれぞれ1920×1080ドットと1980×1200ドット。PadFone 2よりも高解像度化し、本体のディスプレイサイズも少し大きくなった。

 本体はクアルコムのSnapdragon 600(1.7GHzのクアッドコア)と、2GBのシステムメモリ、13メガピクセルの裏面照射カメラ、2400mAhのバッテリを搭載する。また、最大100MbpsのLTEと最大42MbpsのHSPA+、802.11a/b/g/n/acのWi-Fi、Bluetooth 4.0、NFCにも対応している。SIMカードはNano-SIMを採用する。OSのバージョンはAndroid 4.2。

Stationと合体すると、タブレットとして使える

 CPUや通信機能など、端末としての機能はすべて本体側に搭載されていて、Station側には10.1インチのディスプレイと5000mAhの追加バッテリが搭載されている。Stationの背面には、PadFone Infinity本体を差し込めるスロット状があり、そこに本体を挿入して合体させると、自動的にStationのディスプレイに表示が切り替わるようになっている。合体するとStation側のバッテリも利用できるようになり、バッテリー駆動時間は3倍になる。また、Station側には各通信機能のためのアンテナ、ASUS SonicMaster技術を使ったスピーカーも内蔵されている。

 本体のサイズは143.5×72.8×8.9mmで、重さは141g。Stationのサイズは264.6×181.6×10.7mmで、重さは530g。

 価格は999ユーロ程度になる見込みで、日本でも第2四半期の半ばあたりでの発売を予定しているとのこと。

PadFoneとは名前もコンセプトも異なる「Fonepad」

Fonepad

 「Fonepad」は7インチディスプレイを搭載しながら、3Gの通話機能にも対応するタブレットタイプのAndroid端末となっている。日本では4月に発売を予定する。

 カンファレンスのステージでASUSのJonney Shih社長は、「普通のスマートフォンは電話を第一に考えて設計され、スクリーンサイズが小さい。Fonepadはひとつのデバイスですべてを済ませたい人には最適」と紹介する。PadFoneシリーズは、スマートフォンとタブレットの2種類のディスプレイを必要に応じて使い分けるが、Fonepadは、スマートフォンとタブレットの中間サイズのディスプレイを搭載することで、スマートフォンとタブレットそれぞれのサイズのメリットを享受しようとしている。

タブレットサイズながら通話にも対応

 ハイエンドモデルのPadFone Infinityと異なり、Fonepadのスペックは少し抑え気味で、ディスプレイは7インチの1280×800ドット。LTEには対応せず、最大21MbpsのHSPA+にまで対応し、リアカメラも3メガピクセルとなっている。またプロセッサにはIntelのAtom Z2420(デュアルコア1.2GHz)が搭載され、システムメモリは1GBとなっている。

 内蔵バッテリは4270mAh(16Wh)で、Atom Z2420の低消費電力性能により、3G音声通話が31時間、HD動画の再生が9.8時間可能になっている。音声通話は、通常のケータイのように耳にあてての通話に加え、スピーカーフォンやヘッドセットも利用できる。SIMはMicro-SIMを採用。Titanium GrayとChampagne Goldの2つのカラーで展開する。

 価格もかなり抑えられていて、アジア太平洋地域向けには、リアカメラ(メインカメラ)付きで内蔵ストレージが8GBのモデルが249ドル、欧州向けにはインカメラのみで内蔵ストレージが16GBのモデルが219ユーロで販売される。日本では4月に発売を予定しているとのこと。プレスカンファレンスのあとに実施されたタッチ&トライでは、PadFone Infinity、Fonepadともに、設定メニュー内に日本語の項目を確認できた。

クラウドについて

 PadFone Infinity、Fonepadの2つの新製品と同時に、ASUS独自のクラウドプラットフォーム、「ASUS Open Cloud Computing」も発表された。これは単一のアカウントでASUSおよび他社のクラウド、NASを使ったパーソナルクラウドなどを統合的に扱える「AOCloud」、AOCloudのデータを各デバイスで簡単に利用できるようにする「AOLink」と「AOStream」、インターネット経由でのオンラインサポートサービスの「AOHelp」の4つで構成されている。

AOCloud
AOLink
AOStream
AOHelp

(白根 雅彦)