【Mobile World Congress 2015】

パナソニックが提案する「LUMIX DMC-CM1」の法人ソリューション

 3月2日からスペイン・バルセロナで開催されているMobile World Congress 2015において、パナソニックは「LUMIX DMC-CM1」を出品し、来場者の注目を集めている。

実機も試用できる状態で展示しており、来場者の注目度も高いという

 今回、パナソニックが出展したのは、法人向けソリューションなどを展示する企業が多いホール。パナソニック自身も監視カメラをはじめとしたB2Bソリューションを数多く出品している。

パナソニックブースの「Photo Communication」と題したコーナーでLUMIX DMC-CM1を出品
Android 5.0 Lolipopへのバージョンアップについて語るパナソニックシステムネットワーク ネクストモバイル商品開発推進室の井端勇介氏

 その内のひとつとして、ドイツ、フランス、イギリスで発売され、国内でもまもなく発売が予定されるLTE通信機能を搭載したデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」が展示されていた。具体的な内容としては、1インチセンサーで暗いところでの撮影にも強いことを活かした警察や警備向け、クリアな写真撮影やビデオ撮影を活かした放送向け、高いポータビリティと高速なデータ通信が一体化されていることを活かした報道向けなどが例示されている。

LUMIX DMC-CM1の特長を活かしたソリューションを訴求

 LUMIX DMC-CM1については、ちょうどMobile World Congress 2015がはじまる3月2日、今年5月中旬をめどに、Android 5.0へのアップデートが開始されると発表。そのアップデートについて、担当者に話をうかがったところ、カメラで撮影するところ、撮った写真を見るところなど、カメラとしての部分に手を入れ、それ以外の部分は従来版を残すというメリハリを付けているそうだ。

 一般的なカメラの場合、ファームウェアのバージョンアップをするために、Webページで告知し、ユーザー自身がパソコンなどに接続して、バージョンアップの作業を行わなければならない。一方、LUMIX DMC-CM1の場合、基本的には通信が常に使われているので、ソフトウェア更新やバージョンアップは、モバイル通信を介して、ユーザーへダイレクトに通知でき、ユーザー自身も比較的、簡単にアップデートできるというメリットを持つ。スマートフォンでは当たり前のことだが、デジタルカメラの世界ではこれまでにない接点ができることになる。

 今回の展示では欧州市場で購入者向けに提供されているケースなどが展示されていたが、国内向けでもすでにサードパーティからケースなどのアクセサリー類が発売されており、発売前から盛り上がりを見せている。LUMIX DMC-CM1は今までのスマートフォンとは違った新しい市場を開拓する製品として、日本をはじめ、世界各国で注目を集める製品に着実に成長しつつあるようだ。

ショーケース内には欧州発売時に購入者向けに提供されたケースなども展示されていた。今後、サードパーティ製のアクセサリー類などもさらに増えてきそうだという

(法林岳之)