【Mobile World Congress 2016】

世界最大のモバイル関連イベント、バルセロナで開幕

開催会場入口

 世界最大級のモバイル関連イベント「Mobile World Congress(MWC) 2016」がスペイン・バルセロナで2月22日(現地時間)開幕した。

 別途レポートでお伝えしているように、現地では前日、前々日からプレスカンファレンスが開催され、続々と新製品が発表されている。展示会場では、サムスン、LG、ファーウェイ、ZTE、alcatel、ソニーモバイルなど、グローバル市場で活躍するスマートフォンメーカーがブースを構え、各社の新製品が披露されている。

 昨年初出展したFREETEL(プラスワン・マーケティング)が今年も出展しているほか、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンで新規参入したトリニティ(NuAns)が初出展。もちろん、NTTドコモなど、世界の主要キャリアもブースを構えている。

バルセロナ交通局のストライキ決行で混乱も

展示ホール

 現地では、関係者の多くが地下鉄やバスを使って移動しているが、バルセロナ交通局(TMB)が事前に予告していたストライキを決行。TMBのストライキは、これまでにもMWC開催にあわせて予告され、直前に回避されるというパターンが続いていたが、残念ながら今回は決行されてしまった。

 22日と24日には地下鉄が、23日と25日にはバスが、それぞれストライキに入る。ただし、完全に停止するわけではなく、地下鉄は朝夕が50%、その他の時間帯が30%、バスは朝夕が30%の間引き運転となっている。現地では週末からストライキの計画を示した上で、タクシーなどの別の移動手段を使うように促す電光掲示なども見られた。

 メインの展示会場となるFira Barcelona Gran Viaへの交通手段としては、地下鉄の新路線L9が開通したこともあり、入場者の一部はこちらへ回避する形で移動。イベント自体は何事も無かったかのように例年通り開催されている。

湯野 康隆