【Mobile World Congress 2016】

ZTE、Androidプロジェクターの上位モデル「Spro Plus」を発表

Spro Plus

 バルセロナで開催中のMobile World Congres 2016の前日に行なわれたプレスカンファレンスで、ZTEはプロジェクタ内蔵のAndroidデバイス「Spro Plus」を発表した。グローバルでの発表で、日本での発売についてはアナウンスされていない。2016年夏にグローバルで発売される。

 Spro Plusは日本では「モバイルシアター」の名前でソフトバンクから発売された「Spro 2」に続くSproシリーズの最新モデル。プロジェクターを内蔵したAndroidデバイスで、Androidの画面をタッチパネルディスプレイとプロジェクターの両方に表示できる。

 プレゼンテーションなどのビジネス用途と映像コンテンツのエンターテイメント用途の両方での利用が想定されている。一昨年発表の初代Spro、昨年発表のSpro 2はいずれも好評で市場では各種アワードを受賞していて、特殊な端末ながらもワールドワイドでは50万台を販売したという。

初代Spro
日本でも発売されたSpro 2

 モデルが複数用意され、スペックはモデルによって異なるが、プロセッサにはSnapdragon 801もしくは625が採用されていて、Wi-Fi版とLTE版の両方が用意される。LTE版はVoLTEにも対応。OSはAndroid Mを搭載し、システムメモリは3GB、ストレージは32GBもしくは128GB。最大2TBのSDカードに対応する。

 本体には8.4インチで2560×1600ドットのAMOLEDディスプレイもしくは8.0インチのHD液晶ディスプレイを搭載する。側面にプロジェクターのレンズや冷却口があるため、それなりの厚みがあるが、Spro 2などと比べると、厚みに対してディスプレイが大きいため、タブレットのように使うことも可能になっている。

タッチパネルディスプレイで普通のタブレットと同じように操作できる

 プロジェクターはWXGA解像度(1280×800)。本体ディスプレイの映像をそのままミラーリング投影するので、アスペクト比は本体ディスプレイと同じ16:10となっている。明るさは最大500ルーメンで、2.4mの距離で80インチに投影できる。オートフォーカスや自動台形補正、レーザーを使った高コントラストな表示に対応する。

側面のカバー内に各種端子がある

 本体には12100mAhのバッテリーを搭載し、電源ケーブルなしにプロジェクターとして利用できる。充電や電源供給には、専用形状の充電端子(19V/3.4A)を利用し、microUSBでは充電できない。

 基本的にはAndroidの画面を投影するが、HDMI端子やワイヤレスHDMIの規格にも対応し、外部機器の映像も投影できる。

投影映像は普通のプロジェクタと遜色のないシャープなものだった

 また、パソコンなどと同じType-A形状のUSB 3.0端子も搭載されていて、各種周辺機器をそのまま利用できる。とくにSpro Plusではテレビ電話のためのUSBカメラが使用できることが特徴として紹介された。

 従来モデル同様、本体下部に三脚穴があり、三脚に固定して利用することもできる。Bluetoothスピーカーも利用可能だが、本体には4W×2のスピーカーも搭載されている。

三脚に固定して自由な角度に投影できる

 本体のサイズは228.8×150×24.8mmで、ディスプレイが大きくなった分、Spro 2(131×134×33.3mm)よりも横幅が大きくなったが、縦はSpro 2と違って狭額縁デザインのため大きく変わらず、厚みは薄くなっている。

調印式

 このほかにも発表会ではZTEがスペインのサッカークラブチーム、セビージャFCのスポンサーになることも発表され、発表会ではセビージャFCのチェアマンのJose Castro Carmona氏やセビージャFC所属のディフェンダーのNicolas Pareja氏が出席し、調印式も行なわれた。

セビージャFCのPareja氏
セビージャFCのロゴ入りAxon Eliteも展示されていた

(白根 雅彦)