【WIRELESS JAPAN 2009】
ZTE、ウィルコム向け端末「HX003ZT」や海外向け製品を披露


ZTEのブース

 「WIRELESS JAPAN 2009」のZTEのブースでは、ウィルコムから発売されているFOMA網向けのデータ通信端末「HX003ZT」のほか、海外市場で展開されている多数のラインナップが展示されている。

 ZTEは中国の通信機器メーカーで、アジアをはじめ欧州など国際的なモバイル関連のイベントには積極的に出展している。日本市場にはこれまでほとんど端末が供給されていなかったが、2008年6月には日本通信がW-CDMA方式のデータ通信端末として採用し、ウィルコムもFOMA網を利用したサービスで同様にZTEのデータ通信端末を採用している。ZTEの「WIRELESS JAPAN 2009」への大々的な出展は、W-CDMAを中心とする3Gが世界的に普及してきたことで、Huaweiなどと並んでコスト的に優れる中国メーカーが日本市場でも台頭してきたことを示す好例といえるだろう。

 ブースではウィルコムから発売されている「HX003ZT」が展示されており、薄型のUSB端子なども確認できる。海外向け製品もWiMAXからW-CDMAまでデータ通信端末を中心に多数展示されており、日本市場での発売も期待される。

ウィルコムから発売される「HX003ZT」、ZTEでは「MF633」となっていたUSB端子は薄型を追求した形状
海外市場向けのCDMA端末音声・データ通信端末以外の製品もラインナップ

 



(太田 亮三)

2009/7/23/ 17:41