【WIRELESS JAPAN 2010】
センサー機能の体験デモが充実する富士通ブース


富士通のブース

 富士通のブースでは、携帯電話そのものではなく、携帯電話に搭載されている加速度センサーや歩数計といった各種のセンサー機能にフォーカスを当て、展示を行っている。


スウィングフォーム診断が人気

 ブースの中で来場者の注目を集めていたデモは、F-01Bなどから搭載されている、各種のセンサー機能を使った「ゴルフスウィングフォーム診断機能」だ。携帯電話を腰に付けて素振りをすると、プロゴルファー監修によるフォーム改善案などのレッスンが受けられるというもので、デモは多くの来場者で人垣ができるほど。

 富士通のブースではまた、センサー機能を活用した例として、ウォーキングフォーム診断、ロケーションレーダーやパルスチェッカー、参考出展の運動時脈拍計、歩数計、活動量計、健康応援サービスなどを展示。いずれも体験型のデモ展示となっている。

LTEのフィールドトライアルやデータ通信端末

LTEフィールドトライアルの模様

 一方、LTEへの取り組みでは、LTEフィールドトライアルの模様をライブで配信している。東京ビッグサイトの会場と、神奈川県の川崎市内を走る車の映像を相互に接続するデモを実施しており、車載カメラからLTEで送信されている高画質・高解像度の走行映像をブース内でのモニターで確認できる。同時にテレビ会議も可能になっており、車に搭乗しているスタッフと映像を通じてコミュニケーションが可能になっている。

 ブースではこのほか、LTEのデータ通信端末を展示している。外観はケースに覆われて確認できないものの、ドコモのデータ通信端末の開発メーカーに選定されている同社は、開発を順調に進めている様子。会場ではExpressCard型の端末をノートパソコンに接続し、有線で通信のデモを行っている。

 

(太田 亮三)

2010/7/15/ 17:09