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【最新レポート】

【WIRELESS JAPAN 2011】
MEDIASとG'zOneが人気のNECブース、クラウド型M2M基盤のデモ


 NECブースでは、2011年夏モデルとして発表されたAndroidスマートフォンを中心に賑わいを見せていた。

 スマートフォンの展示コーナーでは、NECカシオ製の防水薄型軽量スマートフォン「MEDIAS WP N-06C」や、耐衝撃で防水/防水性能を実現したスマートフォン「G'zOne IS11CA」の使用感を確かめる多くの来場者が集まっていた。

 「MEDIAS WP N-06C」は薄型軽量防水、「G'zOne IS11CA」は防水防塵のタフネス仕様と、「N」と「CA」のスマートフォンはコンセプトが明確だ。はっきりした性格付けは、ショップなどの現場で販売スタッフが売りやすいモデルとも言えるだろう。



 フィーチャーフォンの展示コーナーには、ドコモの初のEXILIMケータイ「CA-01C」や、CAモデルではお馴染みのアデリーペンギンをフィーチャーした「CA007」、防水スライド端末「N-05C」などが並んだ。

 EXILIMケータイは従来、カシオ日立のau向けモデルとしてブランドが展開されてきたが、昨年NECカシオとなったことで、NTTドコモ向けにも端末が供給されている。ブースの説明員が「これまでのEXILIMケータイの良さにNECの技術が加わった」と話す通り、NECの瞬撮機能などの機能が搭載され、さらに充実したカメラ機能が楽しめるようになっている。また、auのEXILIMケータイでは実現していなかったタッチパネル対応モデルであることもポイントだ。カメラ撮影時にディスプレイをファインダーにすると、各機能がタッチ操作で設定できる。

 「CA007」はアデリーペンギンをフィーチャーしたかわいらしい折りたたみ型モデルとなる。端末内ではアデリーペンギンが主人公となり、待受画面やメールなどさまざまな演出が楽しめる。キャラクターにフォーカスしたモデルではあるが、アデリーペンギンのキャラクター自体にクセがないため、女性だけでなく幅広い層の男性も受け入れやすいモデルになっている。

 2011年のドコモの夏モデルの中にあっては突出したモデルではないが、「N-05C」は充実したスペックが魅力のモデルとなっている。タッチパネルに対応した防水防塵スライド端末となり、Wi-Fiもサポートしている。810万画素、裏面照射型CMOSカメラは、瞬撮機能にも対応しており、機能のバランスのとれた一台といえそうだ。

 端末関連ではこのほか、NECが提供する「LifeTouch」も展示、5月19日に発売されたばかりの「LifeTouch W」に注目が集まっていた。Android 2.2を搭載し、2画面ディスプレイを採用したブックスタイルの端末で、基本的には法人企業へカスタマイズ提供される端末となっている。塾の教育ソリューションなど感圧式によるペン入力を想定したモデルとなる。一般企業ユースでは、社内マニュアルなどの閲覧端末などの引き合いもあるという。



 こうした端末関連の展示とともに、M2M市場向けのクラウドサービスも展示されており、MEDIASを使ったデモなどを実施していた。

 NECでは、2011年10月、クラウド型のM2Mサービスプラットフォームを提供し、ソリューション展開していく計画だ。機器認証やデバイスの管理といった機能と、データの収集やネットワーク側の管理などを一元的にコントロールできるもので、顧客企業はシステム開発の負担を軽減しながらM2Mサービスを提供開発できる。構築および運用を含めたワンストップソリューションとしても利用できる。

 デモが実施されていたのは、配電盤に通信機能を持たせることで、スマートフォンで電力の“見える化”を実現するというもの。複数の店舗の電力消費状況をリアルタイムにチェックしたり、特定店舗における電力消費状況が確認できる。また、前述のクラウド型M2M基盤ではデータが蓄積できるため、例えば月間の電力少量などのチェックも可能だ。ブースではスマートフォンを使っていたが、パソコンなどで状況を確認することもできる。

 このほか、この基盤を利用した農業のICTソリューションなども展示されていた。農場に通信対応のセンサー機器「フィールドサーバ」を設置し、温度や湿度、日照状況や土壌温度などを収集し、ITを積極的活用した農場運営ができるシステムとなる。先端農業は独自開発する部分が多かったが、プラットフォームを共有化することで生産効率を上げられるという。また、放射線量を計測できるセンサーの導入も検討しているという。

 NECでは、M2M基盤を利用したフィールド実験を7月にも実施する見通しだ。



 




(津田 啓夢)

2011/5/26 17:14