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モトローラ旗艦モデル「Moto Z」や「Moto Z Play」登場、SIMフリーで10月中旬出荷
DSDS対応、増槽やハッセルブラッドカメラなど背面合体パーツ8種類も
2016年9月27日 13:00
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、MotorolaブランドのAndroidスマートフォンとして、「Moto Z」「Moto Z Play」を日本市場で販売する。SIMロックフリーで、デュアル待受（DSDS）に対応。9月27日に予約を開始し、10月中旬から出荷を開始する。両モデルの背面に装着できる「Moto Mods」シリーズも、拡張バッテリーパックやハッセルブラッドのカメラ、プロジェクター、スピーカーなど8種類をラインナップする。
本体の価格は、薄型・ハイエンドモデルの「Moto Z」が8万5800円（税抜、以下同）、ミドルハイクラスでカメラとバッテリーを強化した「Moto Z Play」が5万3800円。背面に装着する合体パーツ「Moto Mods」シリーズ（後述）は1980円～3万3800円。
Amazon.co.jpなどの通信販売サイトで販売されるほか、家電量販店でも取り扱われる見込み。MVNOではDMM Mobileなどが取り扱う予定になっている。
「Moto Z」
「Moto Z」は、2016年6月に米モトローラから発表された新フラッグシップモデル。有機ELディスプレイ、チップセット、カメラ性能、薄型ボディなど、全方位でハイスペックな仕様を実現したモデル。
なお、最薄部5.2mmという超薄型ボディの影響で、Moto Zは、3.5mmのイヤホンジャックは非搭載。DSDS（デュアルSIM・デュアル待受）対応だが、SIMスロットの1つはmicroSDカードとの排他利用になる。
最大の特徴は、背面に専用の端子を搭載し、「Moto Mods」としてオプション機能パーツを背面に合体させられるところ。本物志向のデザインカバーを始め、拡張バッテリー、カメラ、プロジェクター、スピーカーなどをラインナップし、マグネットで簡単に着脱できる。Moto Zは本体が超薄型に仕上げられたことで、これらを装着したままでもコンパクトに使用できるようになっている。
OSにはAndroid 6.0を搭載し、Android 7.0へのアップグレードを保証。「Motoピュア」として、アプリのプリインストールを可能な限り抑えた状態で提供される。DSDSは4G＋3G、3G＋3G、3G＋2Gの3つのパターンに対応する。
「Moto Z」の主な仕様
「Moto Z」のディスプレイは5.5インチ、2560×1440ドット（QHD）のスーパーAMOLED（有機EL）。表面ガラスはコーニングのGorilla Glass 3。チップセットはクアルコムのSnapdragon 820（MSM8996 Lite）で、1.8GHz×2、1.36GHz×2のクアッドコア。RAMは4GB、ストレージは64GBで、最大2TBまでのmicroSDXCカードを利用可能（1つのSIMカードスロットと排他利用）。
メインカメラは1300万画素、インカメラは500万画素。メインカメラは光学式手ブレ補正、レーザーオートフォーカスに対応する。
対応バンドはFDD-LTEがバンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28、TD-LTEがバンド38/40/41。W-CDMAがバンド1/2/4/5/8/19（6）。GSMは850/900/1800/1900MHz。
OSはAndroid 6.0。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac。NFC、Bluetooth 4.2をサポートする。液晶ディスプレイ側に指紋認証センサーを搭載。3.5mmのイヤホンジャックは非搭載。外部端子はUSB Type-C。ナノコーティングによりIPX2相当の撥水加工が施されている。
バッテリー容量は2600mAhで、急速充電のTurboPowerに対応。約30時間の連続稼動が可能。連続待受時間はLTEで約243時間、3Gで約220時間。
大きさは約155×75.3×5.2（最薄部）mmで、重さは約134g。ボディカラーはブラック、ホワイト（背面はゴールド）の2色。
「Moto Z Play」
「Moto Z Play」は2016年9月の「IFA 2016」にて、モトローラから発表されたモデル。「Moto Z」からディスプレイ解像度をフルHDに変更し、カメラを1600万画素に強化、バッテリーも強化して、本体が約7mmと、Moto Zと比較して厚くなったモデル。チップセットはSnapdragon 625で、価格を含めてミドルハイのクラスに仕上げられた。
背面に「Moto Mods」シリーズを装着できるのは「Moto Z」と共通。このほか、microSDカードの使用の有無に関係なくDSDS対応となっている点や、3.5mmのヘッドホンジャックを備える点などが「Moto Z」と異なる。
「Moto Z Play」の主な仕様
「Moto Z Play」のディスプレイは5.5インチ、1920×1080ドット（フルHD）のスーパーAMOLED（有機EL）。表面ガラスはコーニングのGorilla Glass 3。チップセットはクアルコムのSnapdragon 625（MSM8953）で、2GHzのオクタコア。RAMは3GB、ストレージは32GBで、最大2TBまでのmicroSDXCカードを利用可能。
メインカメラは1600万画素、インカメラは500万画素。メインカメラはレーザーオートフォーカス、像面位相差オートフォーカス（PDAF）に対応する。
対応バンドはFDD-LTEがバンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28、TD-LTEがバンド38/40/41。W-CDMAがバンド1/2/4/5/8/19（6）。GSMは850/900/1800/1900MHz。
OSはAndroid 6.0。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n。NFC、Bluetooth 4.0をサポートする。液晶ディスプレイ側に指紋認証センサーを搭載。外部端子はUSB Type-C。
バッテリー容量は3510mAhで、急速充電のTurboPowerに対応。約50時間の連続稼動が可能。連続待受時間はLTEで約218時間、3Gで約208時間。
大きさは約156.4×76.4×6.99（最薄部）mmで、重さは約165g。ボディカラーはブラック、ホワイトの2色。
「Moto Mods」シリーズ
「Moto Z」「Moto Z Play」の背面にマグネットで装着できる「Moto Mods」シリーズは、全8種類をラインナップする。
「スタイルキャップ」
このうち単純な背面カバーの「スタイルキャップ」は1枚が端末パッケージに同梱される。スタイルキャップは防弾チョッキに使用されるバリスティックナイロン、オーク、レザーの大きく分けて3種類。価格はバリスティックナイロンが1980円、オークが2980円、レザーが3480円。デザイナーズブランドとコラボしたモデルも今後販売が検討されている。
「プロジェクター Mods」
「プロジェクター Mods」は小型プロジェクターで、854×480ドット、最大70インチの投影が可能。輝度は50ルーメンで、コントラスト比は400：1。ランプの寿命は約1万時間。1100mAhのバッテリーも内蔵する。大きさは153×74×11mmで、重さは約125g。価格は3万3800円。
「ハッセルブラッド TRUEZOOM」
「ハッセルブラッド TRUEZOOM」はハッセルブラッド・ブランドの光学10倍ズームレンズとキセノンフラッシュ、1/2.3インチで1200万画素のセンサー、物理シャッターボタンとズームレバーを搭載。RAWフォーマットでの撮影も行える。大きさは約152.3×72.9×9（最厚部15.1）mm、重さは約145g。価格は2万8800円。
「コンサート Mods」
「コンサート Mods」はJBLブランドのスピーカーで、27mmのスピーカーを2つ搭載し、キックスタンドを装備。1000mAhのバッテリーを内蔵し10時間の駆動も可能。大きさは約152×73×13mmで、重さは約115g。価格は1万1800円。
「Incipio offGRID パワーパック」
「Incipio offGRID パワーパック（ワイヤレスチャージ）」は非接触充電もサポートした拡張バッテリーで、価格は1万800円。「Incipio offGRID パワーパック」は非接触充電機能を省いた拡張バッテリーで、価格は8800円。
どちらも単体2220mAhのバッテリーを搭載しており、駆動時間を最長22時間延長する。非接触充電の方式はQi 1.2.1とPMA 3.0。
大きさは約152×73.5×6.2mmで、重さは約79g（ワイヤレスチャージは約85g）。他のブランドとコラボしたモデルも今後販売が検討されている。
| Moto Mods | カラー | 価格（税抜） |
| スタイルキャップ （バリスティックナイロン） | Red/Black | 1980円 |
| スタイルキャップ（オーク） | Washed/Silver/Chacoal | 2980円 |
| スタイルキャップ（レザー） | Black | 3480円 |
| プロジェクター Mods | Black | 3万3800円 |
| ハッセルブラッド TRUEZOOM | Black | 2万8800円 |
| コンサート Mods | Black/White | 1万1800円 |
| Incipio offGRID パワーパック （ワイヤレスチャージ） | Black/White | 1万800円 |
| Incipio offGRID パワーパック | Black/White | 8800円 |